
話題の朝ドラ「ばけばけ」小泉八雲・セツ夫婦の新婚生活は?堀川遊覧船も/島根・松江

島根県を西から東へ大横断したプレスツアーより、島根県の名所・グルメをおすすめ! 最終回は松江をめぐる旅をお届けします。
姫路城の約8倍のお値段⁉水の都にそびえる国宝・松江城
松江のシンボルといえば、松江城。慶長16年(1611年)に築城名人として知られる堀尾吉晴によって築かれました。現在日本には現存天守が12あり、そのうちの5つが国宝に指定されていますが、松江城もそのひとつとなります。

そんな松江城も、明治時代の廃城令の際には競売にかけられたこともありました。その際の値段は180円。姫路城の値段は23円で、これでも高値がついたほうでした。なお競売にかけられたものの、旧松江藩士や豪農がお金を集めて買い戻してくれたおかげで、現在までその美しい姿を見ることができます。

天守だけでなく、約400年前の石垣が今なお残る松江城。ある場所には、ハート型に見える石が……。松江城を訪ねた際には、探してみてくださいね。
国宝 松江城
〒690-0887 島根県松江市殿町1-5
営業時間:4~9月 天守入場時間8時30分~18時(受付終了17時30分)、本丸開門・閉門8時~18時30分。10~3月 天守入場時間8時30分~17時(受付終了16時30分)、本丸開門・閉門8時~17時30分。
TEL:0852-21-4030
真夏日でも涼やかな風が吹き抜ける。ゆるり松江をめぐる「堀川遊覧船」

松江城に行ったら、ぜひ体験したいのが「堀川遊覧船」。松江城を囲むお堀を約50分かけてめぐるツアーです。豊かな自然や城下町の風景などを眺め、松江の魅力を存分に楽しむことができます。

船は17の橋の下を通りますが、なかには高さがとても低い橋も。低い橋の下を通るときには船頭さんのかけ声とともに、遊覧船の屋根がぐっと下がります。アトラクションのような楽しさに、思わず船内から歓声が上がります。

当日は立っているだけで汗が噴き出すような真夏日でしたが、堀川遊覧船に乗っている間は涼やかな風を感じることができ、ほっとひと息。名所の案内もしてくれるので、どこに行こうか迷ったら、まずはこの遊覧船に乗ってみることをおすすめします。
ぐるっと松江堀川めぐり(堀川遊覧船)
〒690-0876 島根県松江市黒田町507-1
営業時間:3~9月9時~17時、10~2月9時~16時
TEL:0852-27-0417
朝ドラ「ばけばけ」小泉八雲・セツ夫妻が新婚時代を過ごした場所へ

9月29日から放送が開始される朝ドラ「ばけばけ」。小泉セツと、夫の小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)がモデルの物語です。この松江は、セツと八雲が出会い、新婚時代を過ごした場所。松江城からもすぐの場所にある「小泉八雲記念館」では、八雲の年表とともにゆかりの品々が展示され、その人生を追うことができるようになっています。

記念館の隣に、八雲とセツが新婚時代を過ごした「小泉八雲旧居」もあります。ここで二人が暮らしたのはわずか5カ月ほどではありましたが、家を囲む美しい庭は八雲のお気に入りで、著書の中で詳しく記すほどでした。


室内には、左目を失明し、右目も強度の近視だった八雲が執筆をするために特注した背の高い机(レプリカ)が置かれています。
小泉八雲記念館
〒690-0872 島根県松江市奥谷町322
営業時間:4~9月 9時~18時(17時30分受付終了)、10~3月 9時~17時(16時30分受付終了)
TEL:0852-21-2147
小泉八雲旧居
〒690-0888 島根県松江市北堀町315
営業時間:4~9月 9時~18時(17時30分受付終了)、10~3月 9時~17時(16時30分受付終了)
TEL:0852-21-2147(小泉八雲記念館)
小泉八雲の愛称「ヘルン」を冠した地ビールを味わう

「松江堀川地ビール館」は、その名の通り松江の地ビール「ビアへるん」を味わえるスポット。1階に特産品館と地ビールカウンター、2階にビアレストランがあります。

ピルスナー、ペールエール、ヴァイツェンなどの定番のラインナップから、季節限定の地ビールまで、種類が豊富。

ブランド牛・しまね和牛のロース、カルビを味わえる「プレミアム しまね和牛 コース」(税込3630円、団体用メニューのため要事前予約)などもあり、おいしいお肉についついビールもすすんでしまいます。
松江堀川地ビール館
〒690-0876 島根県松江市黒田町509-1
営業時間:物産館・地ビールカウンター9時30分~17時、ビアレストラン11時~15時(LO.14時30分)
※ビアレストランは平日は事前の団体予約のみ、一般営業は土曜日・日曜日限定
TEL:0852-55-8877
松江城至近の好立地。島根県内の名産がそろう立ち寄り必須のスポット

旅の終わりに立ち寄りたいのは、県内の名産品が一堂に会する「島根県物産観光館」。

茶の湯文化が盛んだった松江の銘菓「若草」や、料理研究家にも愛好家がいる李白酒造の「本みりん」などが手に入ります。帰りの時間ギリギリまで見て回りたい場所です。
島根県物産観光館
〒690-0887 島根県松江市殿町191
営業時間:9時~18時、年末年始休
TEL:0120-40-4150(フリーダイヤル)
少しマニアックなところから、定番の人気スポットまで、島根の魅力的なスポットをご紹介しました! 夏休みやシルバーウィーク、年末年始の旅の計画の際、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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編集協力/島根県 写真・文/編集部・平