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【今すぐ美文字になれるコツ4選】お中元や手土産、夏の御礼や挨拶の手書きの一言に

お出かけや帰省で友人や家族と過ごす時間が増える夏。お中元や手土産をいただいたときや、素敵なおもてなしを受けたときなど、お礼をいう機会も多くなりますよね。
そんなときにおすすめなのが、手書きのひとことで感謝を伝えること。メールやSNSで気軽に連絡がとれるからこそ、メモや一筆せんでお礼の言葉が届いたら、もっと「素敵な人だな~」という印象に!
美文字のコツを、やさしくやわらかな文字で人気のインスタグラマーりささんに、好印象なひとことを公認心理士の大野萌子さんに教わります。

贈り物をもらったときのひとこと
「センスがいいですね」をもっと素敵に!

「鈴木さんが選んでくださるものは、いつも素敵ですね」

品物の素敵さとともに、相手の価値観までほめることができるワンランク上の言い方。「選ぶものがいつも素敵」という表現で、「審美眼がある」ことを伝えて。「素敵なセレクトを見習いたい」「〇〇さんのセレクトは間違いないですね」などでも。

「しんにょう」のポイントは大きく3つ

ポイント1
しんにょうの2画目と3画目はつなげず別々に書く。
ポイント2
2画目はまず右上がり→止める→120度の線を書く→止める(1つ目の「止め」よりも右側に出す)→左下に払い、3画目の準備を。
ポイント3
3画目の「止め」は、上にのるパーツの右端を目安に。

「選」以外の場合も、しんにょうの上にのるパーツは長方形にまとめるとバランスがよくなります。

「私だけでなく、家族も大喜びでした」

「まわりからもほめられました」のように他者からの評価も伝えると、うれしさがより伝わると同時に、センスをさりげなくほめることができます。食べ物のお礼には「大好物をありがとう」も◎。「大好物」のひとことで、喜びがしっかり伝わります。

「家」の6画目は斜め右下へ短く進み、ゆるやかにカーブをつけてから、中心に戻ったところではねます。丸く深いカーブだと、バランスがとれず仕上がりもイマイチ。左に向けて払う5、7、8画目は払う方向を少しずつずらし、変化をつけて。

おもてなしへのお礼のひとこと
「おいしかったです」をもっと素敵に!

「細やかなご配慮に感激いたしました」

お料理の味などのおもてなしの内容をほめるだけでなく、相手の「心づかい」をねぎらうひとことを伝えると◎。準備の段階からの心くばりも認識しているということが伝わり、相手も労が報われた気持ちに。

「配」は左右の高さを変えて

「配」の「酉」と「己」の幅は、差をつけずに1:1くらいのバランスで書きます。「己」は1画目よりも低い位置からスタートし、最後の10画目は右側に少し伸ばしてから上にはねます。左右の高さをそろえようとすると、「己」がのっぺり、スカスカに見えてかっこよくまとまりません。

「優しいお味が私の好みにぴったりでした」

「優」の「憂」の部分が大きく縦長になりやすいのは、線と線の間隔を広くとりすぎるから。「心」まではこれでもか、というくらいすきまを圧縮し、ぎゅうぎゅうに詰め込むような気持ちで書いてみて。パーツの上から2/3あたりまでに「心」を納めると、全体のバランスがとれます。

「ありがとう」や「ごちそうさまでした」だけでなく、具体的なエピソードを交えて感謝を伝えることで、より心のこもった印象に!美文字POINTも押さえて、久しぶりに手書きに挑戦してみませんか?

(『感じがいい言葉づかいが身につく 美文字レッスン』より)

教えてくれたのは…

りささん
手書き文字と美しく書くためのちょっとしたコツをインスタグラムで発信。親しみやすく温かな書体が特徴的でまねしたいとの声も多く、人気を集めている。
Instagram https://www.instagram.com/risagraphy/

大野萌子さん
一般社団法人 日本メンタルアップ支援機構代表理事。公認心理師、メンタルアップマネージャ®、産業カウンセラー。コミュニケーション術やストレスマネジメント、ハラスメント対策を専門とする。
日本メンタルアップ支援機構HP https://japan-mental-up.biz/

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文字監修/りさ 言葉監修/大野萌子 文/編集部・小林