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どうしてもやる気が出ない時は、他人にうつしてもらうのが正解⁉/脳神経外科医が解説

なんとなく体が重い、やる気が出ない……。
気圧や湿度の影響で、心も体もパッとしない〈梅雨だる〉の季節。

そんなときこそ、やる気のある人のそばにいるのがカギかも? 実は、人のやる気や行動は、脳のしくみで自然と伝染するのだとか。

今回は、脳のクセをうまく利用した『やる気スイッチ』の入れ方をご紹介。ぜひ参考にしてみてください。

やる気のある人のそばにいると、やる気が出てくる!?

やる気スイッチ

脳には〈ものまね細胞〉といわれる「ミラーニューロン」があり、相手の行動を見ているだけで、鏡のように自分の脳も相手と同じ場所が反応するという性質があります。

つまり、周囲の人の行動が自分のモチベーションに大きな影響を与えるということ。やる気のある人のそばにいるとやる気が出てくるし、逆に、やる気がない人といつも接していると、自分のやる気もなくなってしまうので、注意しましょう。



がんばっている人のそばにいるだけで、不思議と自分も動き出したくなるもの。
気分がのらない日は、「やる気のある空気」に、ちょっと近づいてみるのもいいかもしれません。

教えてくれたのは……

菅原道仁さん

脳神経外科医。菅原脳神経外科クリニック院長、菅原クリニック 東京脳ドック理事長。現在は、頭痛、めまい、もの忘れ、脳の病気予防の診療を中心に行う。『すぐやる脳』(サンマーク出版)など著書多数。

『オレンジページ』2025年5月17日号より)

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監修/菅原道仁 イラスト/いいあい 原文/太田順子 文/池田なるみ