
ヒハツは「ロングペッパー」「ヒバーチ」「島こしょう」とも呼ばれる、ほのかに甘くさわやかな香りのスパイス。最近では冷えや血行不良が気になる方からも注目を集めています。沖縄料理との相性がよく、ゴーヤーチャンプルーや沖縄そばなどにかけると本格的な風味に! 今回はこしょう代わりにひき肉の下味にたっぷり使い、ゴーヤーの穴に詰めてピカタにしました。
ゴーヤーのわたと種は、輪切りにして中央の部分を親指でぐっと押せば、簡単に取り除けます。ひき肉に酒、片栗粉、ヒハツを練り混ぜたら、等分にしてゴーヤーの穴に詰めて。平らに詰めると少し肉があまってしまうので、片面が少し盛り上がるように詰めるのがポイント。小麦粉と溶き卵をまぶしたら、盛り上がった面から焼き、仕上げにもヒハツをダブル使い!




スパイス&ハーブマスター
遠藤由美さん

別名ロングペッパー。ピリッとした辛みと、ほんのり甘い香りが特徴で、沖縄そばの薬味に使われています。こしょうの代わりに、肉の臭み消しや炒めものなどにも。
「ロングペッパー」とも呼ばれるコショウ科のスパイス。こしょうと同じ辛み成分ピペリンを含み、ピリッとした辛みがあるものの、ほのかに甘く爽快な香りが特徴。日本では沖縄地方で豚肉料理や沖縄そばの薬味として古くから利用されています。
約15g 297円(税込み)
料理/重信初江 撮影/佐々木美果 スタイリング/澤入美佳 取材・文/高丸昌子 熱量・塩分計算/五戸美香(スタジオナッツ)
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