
ふたつまみのサフランで、鮮やかな黄金色と、ほのかに香るエキゾチックな香りをプラスした本格派パエリア。鶏手羽と冷凍シーフードミックスが生み出すうまみの相乗効果が◎、身近な材料で作るのでコスパも抜群です! サフランを白ワインに浸すことと、お米を洗わずに使うことが、本場の味に近づけるポイント。家族が集う食卓を華やかに彩り、記念日のお祝いメニューにもぴったりです。
手羽元は表面を香ばしく焼きつけて一度取り出し、同じフライパンでそのほかの材料と米を炒めます。サフランは白ワインに10分ほど浸し、黄色い色素が溶け出したところで汁ごと使用。手羽元を戻し入れて炊き上げれば、鶏のうまみもしっかり。米は洗わずに使うと本場の味に近づきます。やわらかめの炊き込みご飯風が好みなら、洗ってから使って。




スパイス&ハーブマスター
遠藤由美さん

一つの花から3本しかとれないめしべをスパイスとして利用するサフラン。色素成分は水溶性のため、水分に浸して色を引き出してから使います。リゾットやブイヤベースなどにも。
エキゾチックな香りと、水溶性の黄金色の色素成分をもつスパイス。魚介との相性がよく、パエリア、ブイヤベース、サフランライスなどに使われます。ぬるま湯などに10~15分浸けてもどし、汁ごと使うのが基本。
使用料はパエリア4人分で0.2g、ブイヤベース4人分で0.4g、サフランライスは米3カップに0.2gが目安です。
0.4g 615円(税込み)
料理/重信初江 撮影/鈴木泰介 スタイリング/澤入美佳 取材・文/高丸昌子 熱量・塩分計算/五戸美香(スタジオナッツ)
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