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季節を楽しむ料理編集者・藤岡操さんの自由きままな「旬レシピ」
藤岡操さんの料理モットーは「旬を逃さず味わいたい」「軽やかに楽しみたい」の2つ。とにかく気分優先(笑)、思い立ったら作る! むずかしいことはなし、材料も工程もシンプルな「操さんの気ままな旬レシピ」を楽しんで。

ナンプラー・オイスターソースなし『大葉香るピーマンガパオ』の味の奥行きが凄い!

藤岡操さんの自由きままな「旬レシピ」
旬の食材について。

子どものころ、よくお弁当に入っていたのがピーマンのしょうゆ炒め。これをご飯にのっけながら食べるのが大好きでした。

あのしょうゆ味のピーマンを食べたい! と思い立ち、旬を迎えた肉厚のピーマンでガパオライスを作ることにしました。

ガパオライスといっても、ナンプラーもオイスターソースも使いません。使うのはしょうゆ。フライパンに材料を入れ、塩を加えて蒸したら、しょうゆ、砂糖ひとつまみを加えて炒めからめるだけ。ほぼほったらかしで、青じその香りをまとったガパオライスの完成です。

ひと口ごとにピーマンの甘みがじゅわ〜。青じその風味で奥行きのある味わいになっている! ピーマンの種のプチプチ食感もいいアクセント。これは、そうめんにのせて混ぜ麺にしてもおいしそう!
青じそ香るピーマンガパオ、この夏の定番入り決定です。

『青じそ香るピーマンガパオライス』のレシピ

材料(2人分)

豚ひき肉……160g
ピーマン(大)……4個(約200g)
にんにく……1かけ
青じそ……5枚

〈A〉
塩……ふたつまみ
酒……大さじ1

〈B〉
しょうゆ……小さじ2と1/2
砂糖……ひとつまみ

温かいご飯……茶碗2杯分
卵……2個
油……大さじ1

作り方

(1)
ピーマンは縦半分に切ってへたを除き、種つきのまま横に細切りにする(種が気になる人は除いてもOK)。にんにくはみじん切りにする。青じそは粗く刻み、2枚分くらいを取りおく。

(2)
フライパンにひき肉、(1)を入れ、Aを加えてざっくりと混ぜ、強火にかける。ジューッと音がしてきたら中火にし、ふたをして7分蒸す。

(3)
Bを加えて混ぜ、水分をとばしながらよく炒める。

(4)
小さめのフライパンに油を入れて強めの中火にかけ、半熟の目玉焼きを作る。白身のまわりがカリカリに焼けたら火を止める。

(5)
器にご飯を盛り、(3)、(4)を順にのせ、取りおいた青じそを散らし、好みで粗びき黒こしょう(分量外・適宜)をふる。

操さんおすすめ、パパッともう一品
「カレー粉をふって、ドライカレー風に」

ピーマンとカレー味が相性抜群。途中でカレー粉をふれば、ドライカレー風に早変わり。半熟の目玉焼きをザクザクくずして、まろやかな卵黄をからめながら食べるのが最高です!

次回は「きゅうりの酢の物のっけずし」です。お楽しみに!

PROFILE
藤岡操(ふじおか・みさお)

編集者、栄養士、フードコーディネーター。
釣り雑誌の編集部、フードカタログの編集部など、出版社勤務を経て独立。雑誌、書籍、WEB、広告の仕事に携わる。著書・編著書に『ごはんに化ける ズルイおつまみ』(二見書房)、『ワインに合うおうち×レシピ123』『ビールおつまみ123』『毎朝が楽しくなる! 朝ごはん』『ご当地おつまみ人気レシピ』『一冊まるごとパクチー本』(すべてエイ出版社)などがある
X:https://x.com/fujiokamisao
Instagram:https://www.instagram.com/misao_fujioka/

『季節を楽しむ料理編集者・藤岡操さんの自由きままな「旬レシピ」』月2回更新・過去の連載はこちら

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料理・写真・文・イラスト/藤岡操