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更年期の不安感・気分の落ち込みに効く『ツボ押し』仕事や家事の合間に簡単にすぐできる

要約

・更年期に気になる不安感や気分の落ち込みに取り入れたい、手軽なツボ押しセルフケア。
・ストレスや不安をやわらげる「内関」と、気持ちの高ぶりを静める「労宮」の2つを紹介。
・鍼灸師・国際中医師の飯髙貴子先生が、ツボの位置や基本の刺激方法を解説。


ちょっとしたことで不安になったり、理由もなく気持ちが落ち込んだり……。更年期には、そんな心の不調を感じることもありますよね。

そこで取り入れたいのが、手軽にできる〈ツボ押し〉。今回は、鍼灸師・国際中医師の飯髙貴子先生に、ストレスや不安感をやわらげるとされる「内関」「労宮」の2つのツボを教えてもらいました。

基本のツボ押し。「押す」→「流す」の2ステップ!

❶ ツボを押す

親指の腹で「の」の字を描くようにツボを押しながら刺激します。息を吐きながら行うとベター。押す以外にもさする、つまむなど、やりやすい方法でOK。押したときに「心地いい」か「強く不快な痛さ」かで、回数や押し方が変わります(下記を参照)。

❷ 経絡を意識して指を動かす

ツボを押したら、経絡の流れを意識して矢印の方向へ指をすべらせます。

チェック!

心地いい場合→虚の傾向

血や気が不足している「虚」の状態。心地いい力加減で10~30回を目安に「押す→経絡を流す」を繰り返し、エネルギーを補う気持ちで刺激する。

強く不快な痛さを感じる場合→実の傾向

血や気が停滞している「実」の状態。しっかりめの力加減で3~5回、経絡と逆の向きに押したあと、経絡の流れに沿って2~3回指をすべらせるようにして流す。

「不安感・落ち込み」をケアするツボ

【内関】ストレスや不安を取り除きメンタルを整える

「心」を支える経絡上にあるツボ。自律神経の乱れや心身のバランスを整え、ストレスや不安をやわらげます。緊張による胃腸の不調にも効果的です。

【内関(ないかん)】
手首の内側のシワの中央から指3本分下にあります。経絡はツボから手のひらに向かって流れています。

【労宮】心身の疲れとストレスをまとめてケア

内関と同じく「心」を支える、経絡上にあるツボ。心にこもった熱をさまし、気持ちの高ぶりを静める働きがあります。ストレスや緊張などによる不安感のケアにおすすめ。

【労宮(ろうきゅう)】
手を握ったとき、手のひらに中指の先端が当たる場所。経絡は中指に向かって流れています。

不安やストレスを感じたら、ツボ押しでちょっとひと息。仕事や家事の合間にもできるので、ぜひ気軽に取り入れてみてくださいね。

教えてくれたのは……飯髙 貴子先生

鍼灸師、国際中医師。メルスィ鍼灸治療院院長、一般社団法人東洋医学セラピスト協会会長。26年以上にわたり経絡施術に携わる。現在は臨床のほか東洋医学の指導、経絡・ツボを活用したセルフケアを書籍やメディア、SNSを通じて発信している。

(『オレンジページ』2026年10月17日号より)

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監修/飯髙貴子  イラスト/ササキ サキコ  取材・文/池田 泉  文/池田なるみ