更年期の不眠に!押して流す【簡単2ステップ】で睡眠の質を高めるツボ「少海」と「神門」
要約
・寝つきが悪い、眠りが浅い……。そんな睡眠の悩みに取り入れたい、手軽なツボ押しセルフケア。
・心身を落ち着かせる「少海」と、緊張やストレスをゆるめる「神門」の2つのツボを紹介。
・鍼灸師・国際中医師の飯髙貴子先生が、ツボの位置や基本のケア方法を解説。
布団に入ってもなかなか寝つけない、夜中に何度も目が覚めてしまう……。そんな眠りのお悩みを抱えていませんか?
そこで取り入れたいのが、手軽にできる〈ツボ押し〉。今回は、鍼灸師・国際中医師の飯髙貴子先生に、心身を落ち着かせ、心地よい眠りをサポートするとされるツボを教えてもらいました。
ツボは「押す」→「流す」の2ステップ!

❶ ツボを押す
親指の腹で「の」の字を描くようにツボを押しながら刺激します。息を吐きながら行うとベター。押す以外にもさする、つまむなど、やりやすい方法でOK。押したときに「心地いい」か「強く不快な痛さ」かで、回数や押し方が変わります(下記を参照)。
❷ 経絡を意識して指を動かす
ツボを押したら、経絡の流れを意識して矢印の方向へ指をすべらせます。
チェック!
心地いい場合→虚の傾向
血や気が不足している「虚」の状態。心地いい力加減で10~30回を目安に「押す→経絡を流す」を繰り返し、エネルギーを補う気持ちで刺激する。
強く不快な痛さを感じる場合→実の傾向
血や気が停滞している「実」の状態。しっかりめの力加減で3~5回、経絡と逆の向きに押したあと、経絡の流れに沿って2~3回指をすべらせるようにして流す。
不眠に効くツボ
【少海】心身を落ち着かせて睡眠の質を高める

気や血が多く集まるツボ。過剰な熱をさましてイライラした気持ちを落ち着かせ、入眠を誘う効果があります。
【少海(しょうかい)】
ひじを曲げるとできるシワの下側(小指側)にあるツボ。経絡はツボから小指のほうへ流れています。
【神門】

全身に血をめぐらせ、心の緊張やストレスをゆるめ、眠りの質を改善します。
【神門(しんもん)】
手首の内側にあるシワの上(小指側)にあり、「心」とつながりがあるツボ。経絡は小指のほうへ流れています。
眠りの悩みが気になるときは、ツボ押しをセルフケアのひとつに。ゆったりとした気持ちで眠りにつく準備をしてみてくださいね。
教えてくれたのは……飯髙 貴子先生
鍼灸師、国際中医師。メルスィ鍼灸治療院院長、一般社団法人東洋医学セラピスト協会会長。26年以上にわたり経絡施術に携わる。現在は臨床のほか東洋医学の指導、経絡・ツボを活用したセルフケアを書籍やメディア、SNSを通じて発信している。
(『オレンジページ』2026年10月17日号より)
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監修/飯髙貴子 イラスト/ササキ サキコ 取材・文/池田 泉 文/池田なるみ






