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鈴鹿央士『俳優としても一人の人間としても型にはめず、学ぶ心を大切にし自然体でいたい』
俳優・鈴鹿央士
すずか おうじ/2000年生まれ、岡山県出身。19年に俳優デビュー。映画「蜜蜂と遠雷」で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。透明感のあるたたずまいと繊細な表現力で注目を集め、映画やドラマなど幅広く活躍する。「silent」「嘘解きレトリック」など話題作への出演を重ね、等身大の青年から複雑な心情を抱える役まで自然体で演じる実力派。
鈴鹿 央士 – FOSTER Management Office|Artists X Instagram
俳優としても、一人の人間としても型にはめず、
人から学ぶ心を大切にしながら、自分らしく、自然体でいたい。
映画「藁(わら)にもすがる獣(けもの)たち」で鈴鹿央士さんが演じるのは、認知症の祖母と暮らす大学生・寛治。原作や韓国版映画を知っていた鈴鹿さんは、「主人公が大学生になると聞いて驚きました」と振り返ります。
「原作者のかたからも『原作から変えてもらって構わない』というお話があったと聞いて。自分だからできる寛治を演じればいいんだと思えて、すごくうれしかったです」
役づくりで心がけたのは、「普通」でいることだったといいます。
「まわりに悪い人やクセのある人が多いなか、寛治は見ている人の日常に近い存在。だから、なるべく普通でいようと思いました」

認知症の祖母とのシーンでは、監督から「湿っぽくならないように」とリクエストされたそう。
「認知症になっても、おばあちゃんはおばあちゃん。生きてそばにいてくれるだけでもいいよね、という感覚で演じました」
状況から感情を決めつけず、その人自身と向き合う。その視点は、鈴鹿さんの心にも残りました。
「型にはめず、『そういうものだから』で終わらせない視点を持つことを、一人の人間としても大切にしたいです」
撮影現場では、共演者から学ぶことも多かったそうです。
「風吹ジュンさんは、現場にいるだけで空気がやわらぐかた。人柄ってこういうところに表れるんだと思いました。森七菜さんが、その瞬間のお芝居を大切にする姿勢も勉強になりました」
主演として意識したのは、自分らしくいることでした。
「僕は『みんな行くぞ!』ってタイプじゃないので(笑)。それぞれが気持ちよくお芝居できたらいいな、という思いでいました」

自身の「わらにもすがりたくなった経験」をきくと、生放送の日の寝坊だと教えてくれました。
「起きた瞬間、『どこでもドアが欲しい!』って思いましたが、不思議と冷静で、まずマネージャーさんに謝らなきゃって。それ以来、アラームは3分おきです」
最後に見どころを尋ねました。
「いろんな登場人物の出来事が最後につながって、『そういうことだったんだ!』って気持ちよく楽しめる作品です。気軽に見てもらえたらうれしいです」
鈴鹿央士さんイチオシ!
陶芸
自宅に置ける窯を買っちゃいました!
鈴鹿さんが今夢中になっているのは陶芸。幼いころに体験した備前焼がきっかけで始め、自宅に窯を持つほど熱中しているそうです。「手に触れられて、ずっと残るものを作れるのが魅力。焼き上がるまでどんな仕上がりになるかわからないところもおもしろいです。遊びに来ていた母ともいっしょに楽しみました」。
これに注目!
「藁にもすがる獣たち」
©2026「藁にもすがる獣たち」製作委員会
9月25日(金)全国ロードショー
キャスト/鈴鹿央士、成宮寛貴、森 七菜ほか
監督/城定秀夫
脚本/小林靖子、城定秀夫
原作/曽根圭介『藁にもすがる獣たち』(講談社文庫)
鈴鹿央士さんからの直筆メッセージ
●2026年8月現在の情報です。
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撮影/booro 取材・文/澤村 恵 ヘア&メイク/永瀬多壱(VANITÉS) スタイリング/椎名倉平(ONWA)
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