人生初の山口旅。時を超える歴史と人の物語に出会った1泊2日の旅【後編】【夏のお出かけ】
こんにちは、萌です◡̈
今回は山口県観光連盟主催のプレスツアーに参加し、人生初の山口旅、2日目。
前編では、角島の海や秋吉台の雄大な自然、山口ならではのごちそうを楽しみました。
2日目は、萩から山口、そして岩国へ。
お寺や神社、歴史ある建物をめぐりながら、この土地で生きた人たちの物語にも触れていきます。
景色を眺めるだけではなく、
「この場所で、どんな人がどんな時間を過ごしてきたんだろう」と想像しながら歩くのも、
旅の楽しみのひとつ。
そんな、少し静かな山口を巡ります。
朝から山口の味を楽しむ、萩本陣の朝食
2日目の朝は、萩本陣の朝食からスタート。
和食から洋食まで、60種類以上の料理が並ぶ朝食ブッフェには、
こだわりのパンやご当地料理、自分で作るどんぶりなど、朝から選ぶ楽しさがいっぱいです。

なかでも気になったのが、山口県産の食材を使った「やまぐち旬彩コーナー」。

旅先の朝ごはんは、つい欲張ってしまうもの。
前日の夜にあれだけ食べたのに、あれもこれもとお皿に盛ってしまいました笑。

お腹いっぱいになったところで、2日目の旅へ出発です。
SHOP DATA
萩本陣
TEL:0838-22-5252
営業時間:受付時間 9:00~20:00
500基の石灯籠に囲まれる、静かな東光寺
まず訪れたのは、萩の東光寺。
1691年、萩藩3代藩主・毛利吉就によって創建され、のちに毛利氏の菩提寺となった歴史あるお寺です。

境内で目を奪われたのは、毛利家の墓所へと続く約500基の石灯籠。
緑の木々の間に、石灯籠がずらりと並ぶ光景は、静かでどこか幻想的でした。

華やかな観光地とは違う、凛とした空気。
一つひとつの灯籠を眺めながら歩いていると、ここに積み重なってきた長い時間を感じます。
SHOP DATA
東光寺
TEL:0838-26-1052
営業時間:8:30~17:00
定休日:年中無休
吉田松陰が若者たちと向き合った、松下村塾
続いて訪れたのは松陰神社。
境内には、吉田松陰が若者たちに教えを説いた「松下村塾」が、当時の姿のまま残されています。

高杉晋作や伊藤博文など、のちに日本の歴史を動かす人物たちが学んだ場所です。
わずか8畳ほどの小さな建物を前にすると、
「ここから、そんなに大きな未来が始まったんだ」
と、なんだか不思議な気持ちに。

教科書で知っていた人物たちが、急に身近に感じられました。
歴史の舞台を実際に歩くと、知識だったものが、少しずつ自分の中の記憶になっていくようです。

歴史あるお寺で出会った「令和大仏」! 洞春寺
萩をあとにして、山口市へ向かいます。
次に向かったのは、洞春寺。
1572年に毛利元就の菩提寺として創建され、
幾度もの変遷を経て、1868年に萩城内から現在の地へ移されたお寺です。

境内には、国の重要文化財に指定されている山門や観音堂があります。
そんな歴史あるお寺の裏手で、ちょっと意外なものに出会いました。
それが、高さ約6mの「令和大仏」。

新型コロナウイルス感染症の終息を願って日本全国を行脚した大仏で、
さらに、その一部となるオリジナルのミニ大仏を自由な発想で制作することもできるそう。


何百年もの歴史を持つお寺に、令和の時代の願いを込めた大仏がある。
昔から今へ。人が願い、祈る気持ちは、時代が変わっても変わらないのかもしれません。
約600年の時を超える、国宝 瑠璃光寺五重塔
そして、同じ山口市にある国宝 瑠璃光寺五重塔へ。
今回の旅で楽しみにしていた場所のひとつです。
室町時代、大内氏の時代に建てられ、約600年もの時を超えて今に残る五重塔。

木々の緑を背景に、すっと空へ伸びる姿はとても優雅でした。
法隆寺、醍醐寺と並ぶ「日本三名塔」の一つに数えられるのも納得の美しさ。

秋吉台で感じたのが、自然が刻んだ何億年という時間なら、
ここでは人が守り続けてきた何百年という時間を感じます。
長い年月を超えて残ってきたものには、写真だけでは伝わらない力がありました。
SHOP DATA
国宝 瑠璃光寺五重塔
TEL:083-934-6630(香山公園前観光案内所)
営業時間:24時間
山口に来たら食べたい! 豪華なふぐ御膳
歴史をめぐったあとは、もちろんお昼ごはん。

瑠璃光寺五重塔の門前にある長州苑で、山口名物のふぐ御膳をいただきました。
ふぐの蒸籠蒸し、ふぐの天ぷら、ふぐたたき。

一つのお膳に山口の味がぎゅっと詰まった、なんとも贅沢なセットです。
前日の夕食でもふぐをいただきましたが、調理法が変わるとまた違ったおいしさ。
「山口に来たからには、ふぐを食べ尽くしたい!」
そんな私の願いを、しっかり叶えてくれました。

岩国へ。宇野千代ゆかりの場所をめぐる
お腹を満たしたあとは、さらに東へ。
次に向かったのは岩国市です。
ここでは、岩国出身の女流文学者・宇野千代さんゆかりの場所を巡りました。
まず訪れたのが、岩国学校教育資料館。

明治初期に建てられた岩国学校では、宇野千代さんのほか、
国木田独歩や「日本の電気の父」と呼ばれる藤岡市助など、後世に名を残す人物たちが学んだそうです。
和風と洋風が入り混じった独特の校舎も印象的!

ひとつの学校から、さまざまな人生が羽ばたいていったのだと思うと、建物を見る目も少し変わります。

SHOP DATA
岩国学校教育資料館
住所:〒741-0062 山口県岩国市岩国3丁目1-8 岩国小学校前
TEL:0827-41-0540
営業時間:9:00~17:00
定休日:月曜日(祝日の場合、次の平日)年末年始(12/29~翌年1/3)維持修繕等により臨時休館あり
何百年も受け継がれる、美しい錦帯橋
そして岩国を代表する景色、錦帯橋へ。
約193m、五つのアーチが連なる木造橋です。

近くで見ると、その美しい曲線と精巧な木組みに驚かされます。

青い空、山の緑、錦川の流れ。
その景色の中に錦帯橋が静かに架かっています。
江戸時代から何度も架け替えられながら、今もこうして受け継がれている橋。

ただ「美しい橋」というだけではなく、何代もの人たちが守り、つないできた景色なのだと思うと、
眺める時間も少し特別なものになりました。
SHOP DATA
錦帯橋
TEL:0827-29-5107
営業時間:8:00〜17:00(料金所営業時間。観光シーズン18:00まで 夏期19:00まで)
https://kintaikyo.iwakuni-city.net/
※24時間入橋は可能ですが、22:00からは消灯。料金所に人がいない時間は、夜間料金箱に料金を入れて渡れます。
旅の最後に訪れた、宇野千代の生家
そして、1泊2日の山口旅で最後に訪れたのが、宇野千代さんの生家です。
宇野千代さん自身によって、1974年に昔の姿に近い形に修復されたという生家は、
現在もボランティアの方々によって大切に守られています。

梅や桜、紅葉、苔に彩られた庭は、季節の移ろいを感じられる美しい日本庭園。
静かな庭を眺めていると、ここで一人の女性が生まれ、人生を歩み、
たくさんの言葉を残していったのだと、しみじみ感じました。

作品『薄墨の桜』のモデルとなった桜に由来する木も植えられているそう。
旅の最後にこんな静かな場所を訪れたことで、今回見てきた景色をゆっくりと思い返すことができました。

SHOP DATA
宇野千代生家
TEL:0827-43-1693
営業時間:10:00〜16:00
定休日:火曜日、お盆、年末年始
山口で出会ったのは、景色だけじゃなかった
人生初の山口旅。
海に心を奪われ、何億年もの時を経た大地に圧倒され、ご当地グルメに舌鼓を打った1日目。
そして2日目は、何百年もの歴史を重ねた寺社や橋を巡り、そこに生きた人たちの物語に触れました。
振り返ってみると、山口で出会ったのは、ただ美しい景色やおいしい料理だけではありません。
何億年という自然の時間。
何百年という歴史の時間。
そして、一人の人間が生きた時間。
そのすべてが重なって、今の山口をつくっている。
そんなことを感じた1泊2日でした。
海も山も、歴史も文化も、そしてごちそうも。
行く前より、ずっと山口が好きになった。
そんな人生初の山口旅になりました( ◠‿◠ )
美しい景色の向こう側にある、長い時間や人の物語。
実際にその場所に立ってみて初めて感じられるものが、山口にはたくさんありました。
次の旅先に迷ったら、ぜひ一度、山口を訪れてみてください。

取材協力/山口県観光連盟
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