インドネシアで出会ったCHAGEE。お茶好きの私が感動した一杯
インドネシアに住んでいる娘に会いに行ってきました。
海外へ行くと、市場やスーパーをのぞいたり、その土地で普段食べられているものを食べてみたり。
私にとって旅の楽しみは、やっぱり「食」に出会うこと!
そんな私を見て、娘が
「ここ、きっと好きだと思うよ」
と連れて行ってくれたのが、CHAGEE(チャジー)でした。

アジアを中心に人気が広がっているティーブランドなのだそう。
インドネシアでは路面店ではなく大きめのモールの中に入っていることが多かったです。
お店に着いてまず驚いたのは、その雰囲気。
いわゆる「タピオカミルクティーのお店」とは少し違って、すっきりとしていて洗練されている。
お茶が主役なのに、どこか今っぽさを感じるお店。(← 洗練された店内に、ブランドロゴの入ったカップ。世界中にあるあのコーヒーショップの面影がある雰囲気)
「人気なのは、おしゃれだからなのかな?」
と、一瞬、疑心暗鬼になりました。
でも、そんな気持ちは一口飲んだ瞬間に吹き飛びました。
お茶好きの私が、本当に感動したのはその味でした。
「ミルクティー」なのに、お茶がおいしい
私はもともと紅茶やお茶が大好きです。
だからミルクティーを飲むときも、甘さより先に「茶葉の香り」が気になります。
CHAGEEで飲んだ一杯は、口にした瞬間、
「あ、お茶がおいしい」
と思いました。
ミルクの味に茶葉が隠れてしまうのではなく、ふわっと香りが立って、そのあとにミルクのまろやかさがくる。
そして飲んだあとにも、お茶の香りが残る。
甘いドリンクを飲んでいるというより、香りのいいお茶をミルクと一緒に楽しんでいる感じでした。
お茶好きとしては、これがとても嬉しくて。
「こんなミルクティーがあるんだ」
と、すっかり気に入ってしまいました。

CHAGEEって、どこのお店?
気になって調べてみると、CHAGEEは2017年に中国・雲南省で誕生したティーブランド。
雲南省といえば、プーアル茶をはじめ、お茶と深い関わりを持つ土地です。
CHAGEEが面白いのは、そんな中国の伝統的なお茶文化を大切にしながら、今の時代に合ったスタイルで楽しめるようにしていること。
ジャスミン茶、鉄観音、ウーロン茶、プーアル茶など、さまざまな茶葉を使ったドリンクがあり、そこにミルクを合わせたものもあります。
つまり、主役はあくまで「お茶」。
私が飲んだときに感じた、あの香りのよさにも納得しました。
昔からあるお茶を、今の人が飲みたくなる形に
CHAGEEのことを知って、私が面白いなと思ったのが、
「昔からあるものを、今の暮らしに合う形にする」
というところです。
お茶そのものは、決して新しいものではありません。
日本にも中国にも、何百年、何千年と続いてきたお茶の文化があります。
でもCHAGEEのお店にいると、それが「昔からある飲みもの」ではなく、とても新鮮なものに見えるんです。
若い人たちが気軽に立ち寄って、自分の好きなお茶を選び、一杯を楽しむ。
コーヒーショップへ行くような感覚で、お茶を飲みに行く。
それがなんだか、とても素敵でした。
日本にもあったらいいのに
娘に連れて行ってもらわなかったら、私はCHAGEEを知らないままだったかもしれません。
旅先で、自分では選ばなかったかもしれない場所へ連れて行ってもらう。
そして、そこで思いがけず大好きなものに出会う。
こういう瞬間も、旅の楽しさですね。
アジアではこんなに人気なのに、日本ではまだ気軽に飲めないなんて。
飲みながら何度も、
「日本にもあったらいいのに」
と思っていました。
お茶好きの方には、ぜひ一度飲んでみてほしい一杯です。
次に娘に会いにインドネシアへ行ったら、きっとまたCHAGEEへ。
今度は何のお茶を飲もうかな。
そんな楽しみが、ひとつ増えました。
そういえば、日本には「お茶を飲みに行く店」が少ない
CHAGEEでお茶を飲みながら、ふと思ったことがありました。
日本でも、タピオカミルクティーは一大ブームになりました。
そして街を歩けば、コーヒーショップはたくさんあります。
待ち合わせをしたり、仕事の合間に立ち寄ったり、朝の一杯をテイクアウトしたり。
コーヒーを飲むことは、すっかり日常の風景になっています。
でも、よく考えてみると、
「今日はおいしい紅茶を飲みに行こう」
と気軽に立ち寄れるお店って、意外と少なくないですか?
もちろん日本にも、素敵な紅茶専門店やティーサロンはあります。
でもコーヒーのように、街角でふらっと立ち寄って、好きな茶葉を選び、一杯のお茶を持って歩く。
そんな「お茶を飲みに行く」という文化は、まだそれほど身近ではないように思います。
だからCHAGEEに入ったとき、私は少し驚きました。
ここでは、お茶が特別な日の飲みものではなく、完全に日常の一杯になっている。
若い人たちがお店にやってきて、ジャスミン茶やウーロン茶、プーアル茶などから好きなものを選ぶ。
そして、それぞれのお茶の香りを楽しんでいる。
コーヒーショップに行くように、お茶を飲みに行く。
お茶好きの私には、それがとても新鮮でした。
タピオカの次に流行るもの、というよりも、もしかするとこれからは、
「お茶そのものを楽しむ時代」が来るのかもしれない。
インドネシアでCHAGEEの一杯を飲みながら、そんなことを考えていました。
お茶だけじゃない。CHAGEEを「持ちたくなる」理由
CHAGEEがアジアの若い世代に支持されている理由は、お茶のおいしさだけではないように感じました。
お店には、CHAGEEのオリジナルボトルやタンブラーなどのアイテムも並んでいます。

これがまた、かわいい。
「お茶を入れるための容器」というより、バッグや洋服と同じように、持ち歩きたくなるデザインなんです。
街でCHAGEEのカップやボトルを持っていること自体が、ひとつのファッションのように見える。
お茶を飲むだけで終わらず、「CHAGEEを持つ」ことまで含めて楽しむ。

ここまで含めてブランドを作っているところが、とても面白いと思いました。
考えてみれば、コーヒーショップでもロゴの入ったタンブラーやマグを集めたり、季節限定のデザインを楽しんだりしますよね。
CHAGEEも同じように、お茶を単なる飲みものではなく、若い世代が自分の暮らしに取り入れたくなる「ライフスタイル」にしているのかもしれません。
昔からあるお茶の文化を、味だけではなく、デザインやファッションまで含めて今の時代へ。
実際にお店を訪れてみて、アジアでCHAGEEが人気になっている理由が、少しわかったような気がしました。







