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小関裕太『何が正解かわからない時もある。独りを恐れず自分を信じる姿に憧れます』
俳優 小関裕太さん
こせき ゆうた/1995年、東京都生まれ。子役から俳優活動をスタート。以降、ミュージカル・ドラマ・映画などジャンルを問わず幅広い分野の作品に出演。ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」「四月は君の嘘」、舞台「キングダム」、ドラマ「パンチドランク・ウーマン- 脱獄まであと××日-」「波うららかに、めおと日和」「あのクズを殴ってやりたいんだ」など、多方面で活躍。今年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」で織田信忠役を演じる。写真作品集を刊行するなど、写真家としても活動。
小関 裕太 | アミューズWEBサイト Instagram
世の中、何が正解かわからないときもある。
ひとりを恐れず、自分を信じる姿に憧れます
韓国発の大ヒットミュージカル「レッドブック」。今月16日から幕が上がる待望の日本版で、主人公・アンナ(咲妃みゆ)の相手役・ブラウンを演じる小関裕太さん。少し前、韓国の公演を見に行き「台本にこめられたメッセージをより深く感じた」と語ります。
「初めて台本を読んだときは、小説を書き、世間に負けじと自分を表現していくアンナの姿に感動し、女性を応援する物語という印象でした。でも、実際のステージを体感し、それだけじゃないと気づいたんです。自分らしい生き方を探すことや社会通念に疑問を持つことの大切さ。男性にも、女性にも、いろいろなメッセージを届けられる作品だ、と。その意気ごみで挑みたいと思っています」
物語の舞台は、ジェンダーバイアスが強いヴィクトリア朝ロンドン。刺激的な小説の発表はもちろん、女性は独身というだけで非難された時代です。
「そんな時代にあっても、アンナは自分の個性を見つめ、ひとりを恐れずに生きぬこうとする人物。そこにこだわりすぎるとイレギュラーが発生しますが、正解がわからないとき、自分自身を信じられたら素敵だし、かっこいい。僕もそうありたいと憧れますね」

一方、小関さん演じるブラウンは、人生経験の浅い新米弁護士。悩みの答えは、何でも本に書いてあると思っています。
「生真面目すぎるほど〈紳士〉にこだわるキャラ(笑)。アンナと出会ったことで、彼は世の中の風潮やこれまでの自分に疑問を持ちはじめます。彼女の生き方から、新しい価値観や景色が見えてくるんですよね。自分が信じていたものや努力してきたものがくずれると普通は絶望するはずですが、ブラウンは楽しみながら変わっていく。チャーミングでかわいい人だな、と思いながら演じています」

シビアな社会背景を描きつつ、最後まで明るく展開するラブコメディ。現実の恋愛を知らなかったブラウンが、アンナに翻弄されながらひかれていく姿やクラシカルなファッションも見どころです。
「ブラウンとアンナのかけあいはポップで軽やか。ふたりのぎこちない恋の進展やブラウンの内面の変化を楽しみながら見ていただけたらうれしいです」
小関裕太さんイチオシ!
モン・サン・ミッシェルの写真
ロマンチックな仕上がりが気に入っています
24年に写真作品集『LIKES』を刊行するなど写真家としても活躍する小関さん。愛用のカメラを手に、フランスへ。「仕事で行ったとき、1泊だけで帰国したのが心残りで。輪郭だけだった印象を現実にしたかった」と語ります。その旅の一枚がこちら。「肩を寄せ合うカップルがいたり、暮れなずむ雰囲気が素敵で。ロマンチックな作品になったと気に入っています」。
これに注目!
ミュージカル「レッドブック~私は私を語るひと~」
脚本/ハン・ジョンソク
作曲/イ・ソニョン
演出・上演台本・訳詞/小林 香
音楽監督/桑原まこ
出演/咲妃みゆ、小関裕太、花乃まりあ、エハラマサヒロ、中桐聖弥、加藤大悟/田代万里生ほか
5月16日~ 31日(19日、26日は休演) 東京公演 東京建物Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)、6月27日~30日 大阪公演(森ノ宮ピロティホール)、7月4日、5日 愛知公演(御園座)
●2026年4月現在の情報です。
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撮影/有坂政晴 取材・文/待本里菜 ヘア&メイク/Emiy スタイリング/吉本知嗣

















