え!肉じゃがは『わざと焦がす』とおいしくなる!?新定番『焦がし肉じゃが』とは。
おうち和食の王道・肉じゃが。まず具材を炒めて、甘辛い煮汁でことこと煮るのが定番ですが……ちょっと待った! 煮る前に、ぜひ「焦がして」みてください。
フライパンの中に砂糖をぽとぽと落とし入れて、ほどよく焦がしてから煮るんです。こくと甘みがぐっと際立ち、驚くほど深い味わいに!
『焦がし肉じゃが』のレシピ

材料(2人分)
牛こま切れ肉……200g
じゃがいも(小)……3個(約400g)
玉ねぎ……1/2個(約100g)
サラダ油……大さじ1
砂糖……大さじ2
しょうゆ……大さじ2
酒……大さじ3
作り方
(1)材料の下ごしらえをする
じゃがいもは皮をむき、幅1.5cmに切る。さっと水にさらして水けをよく拭く。玉ねぎは縦に薄切りにする。
(2)じゃがいもを焼く
フライパンにサラダ油を強めの中火で熱する。じゃがいもを並べ入れ、薄く焼き色がつくまで両面を2分ずつ焼く。
(3)砂糖を焦がしてから煮る
牛肉と玉ねぎを加え、あまり動かさずに1分ほど炒める。牛肉の色が少し変わったら砂糖を全体にぽとぽとと落とし入れ、強火にして砂糖をほどよく焦がす。酒をふって水1と1/4カップを加え、煮立たせる。しょうゆを加えてアクを取り、強めの中火で10分ほど煮る。
はじめにじゃがいもに焼き色をつけるのも、おいしさのための「焦がし」ワザ。シンプルな材料で作りやすい、この「焦がし肉じゃが」。きっとおうち和食の新定番になりますよ。
出版社勤務、料理研究家のアシスタントを経て独立。素材の持ち味を生かした、作りやすくておいしく、おしゃれなレシピにファンが多い。書籍、雑誌、広告などで幅広く活躍中。『気軽にできて、とびきりおいしい! グラタン・ドリア』(Gakken)など著書多数。
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料理/堤 人美 撮影/邑口京一郎 スタイリング/しのざき たかこ 文/編集部・山田 彩








