オレペAI検索
オレペエディターブログ

【フルーツの食べ方】冬の赤い果実は女性の味方

ビーツとりんごの甘露煮 ― ルビー色の冬じたく

寒くなると、キッチンでコトコト煮ものをする時間が、いつもより少しだけ好きになります。

今日ご紹介するのは、とっても新しい組み合わせ!
旬のビーツとりんごをあわせた「ルビー色の甘露煮」

aka1


火にかけると、ビーツの赤い色素がふわりと広がって、りんごまできれいに染めあげてくれるんです。 
ビーツは根菜の一種。
ほうれん草やスイスチャードの仲間で食べている部分は根の部分になります。
根菜なので独特な土の香りがするため苦手な方もいるかもしれませんが、食べる輸血とも言われるほど栄養価の高いお野菜!
りんごと一緒に甘く煮ることでとても食べやすくなり、ビーツの食感とりんごの甘酸っぱさが絶妙に合う甘露煮になります。

鍋をのぞくと、思わず「きれい…」と声が漏れてしまうほど鮮やかな色になるのでぜひ作ってみてください。

甘露煮といってもつくり方はとてもシンプル。
砂糖とはちみつ、レモンを合わせて軽く煮るだけ。


ホットヨーグルトに添えたり、朝のトーストにのせたり、サラダの彩りに使っても相性抜群です。

湯気の向こうに冬の気配を感じながら、“季節の赤”を食卓にひとさじ。
そんな時間を楽しんでいただけたら嬉しいです。

ビーツとりんごのルビー色甘露煮

【材料(作りやすい分量)】
• ビーツ(中サイズ)……1個
• りんご(紅玉など)……1個
• 砂糖……………………大さじ2
• はちみつ………………大さじ1
• レモン汁………………小さじ2
• シナモンスティック…2cm程度
• ピンク胡椒……………10粒
• 水………………………150ml

【つくり方】

  1. ビーツは皮をむき、食べやすい薄切りに。
    りんごは皮つきのまま乱切りにし、芯は取る。
  2. 小鍋にビーツ・りんご・水・砂糖・シナモンスティック・ピンク胡椒を入れて中火にかけ、
    沸いたら弱火にして落としぶたをし、10分ほど煮る。
  3. はちみつとレモン汁を加え、
    さらに5〜7分、りんごが透き通るまで煮含める。
  4. 火を止め、そのまま冷ます。
    冷める間に味がなじんで、きれいなルビー色に染まります。

aka3

りんごの皮の赤はアントシアニン
ビーツの赤はベタレイン

同じ赤でもまったく違う色素なのに、一緒に煮るとこんなにも美しいひと皿に仕上がるなんて、自然の色って本当に不思議で、そしてやさしい。

「ベタレインって何?」

やさしく解説💡
ベタレインは、ビーツに含まれる天然の赤や黄色の色素。
アントシアニン(ポリフェノール)とは別の色素 で、ベタレインはビーツやドラゴンフルーツなど一部の植物にしか含まれない“特別な色”です。

分類はポリフェノールではないけれど、抗酸化作用・抗炎症作用・肝臓サポートの働きが期待され、
栄養的にも注目されている成分です。
題名にもあるようにこのような成分が更年期の不調疲れ、疲れや炎症、むくみの軽減にも役立つ可能性があるのではないでしょうか。
わたしも最近ホットフラッシュなどの更年期障害に悩まされているので、こういうものを意識して楽しみながら口に入れるようにしています。

ベタレインの赤い色素が広がり、煮込み料理や甘露煮にしても美しい色合いが楽しめるのが嬉しいポイント。
りんごまでルビー色に染まります。
理科の実験のように、色の変化をワクワク楽しみながら調理してみてください。

コメント

利用規約をご確認ください。
※誹謗中傷や名誉毀損、他人に不快感を与える投稿をしないように十分に注意してください。
※ウェブリンクは反映されません。

0/500

naco(東京) ナコ

オレペエディター

3人の子育てを経てたどり着いたのは、「やっぱり野菜はすごい!」という実感。忙しい毎日でも、野菜をもっとおいしく、もっと楽しく食べる工夫を、Instagramでは25万人以上の同世代から娘世代の方たちにシェアさせて頂いています。ぬか漬けや発酵食、旬の手仕事、季節の野菜レシピなどを一緒に楽しみながら、“今ある台所でできること”を大切に、レシピ本の出版や台所道具の開発・販売にも取り組んでいます。

なかでも、ちょこっと使えて便利な「ちょこっとスライサー」「ちょこっと千切り機」は大好評です。

著書に、野菜たっぷりのごちそうサラダで話題を集めた『ごちそうサラダたっぷり 食べるだけダイエット』、毎日のお弁当作りを応援する『健康とキレイをかなえる痩せるお弁当』がある。

- レシピ検索 -