星付きのレストラン
クマ夫の顧客が隣国からドイツを訪れた。
顧客との会話の中で、クマ夫は“大きな胃袋を持つ嫁”の話をしたと言う。
そのためか?今回は私も食事に招いて下さったのです。
どういう嫁自慢だ、恥ずかしい
そこはミシュランの星付きレストラン。
初めてお目にかかる顧客の前で失礼があってはならぬ。
ドイツ語を話されるとはいえ、訛りを理解できるだろうか。
日に日に緊張は高まりながらも、お店のHPを何度も覗いてニヤニヤしておりました。

洒落た店内でドキドキしていると、顧客はジーンズとジャンパーという軽装。
執事を務める男性同伴でいらっしゃり、一気に私の緊張は解けました。

2皿めの底に残ったイクラ3粒とソースがどうにもこうにも掬いきれず、
お皿を下げに来られたウェイターにパンを御願いし、料理を綺麗にパンで拭って完食。
ソースまで拭って綺麗に食べたゲストが気になり表へ出て来られたシェフは、
幸甚の至りと喜んで下さいました。
ただ、美味しいけれど量が少な過ぎる・・・正直に伝えると次回は大盛りにするからと大笑い。
素材の持ち味を活かしたシンプルなメインディッシュも
自宅では到底出せない焼き加減と味加減。
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2−3度、顧客宅からクマ夫がタッパー一杯に持ち帰ってきた鶏のグリルの
御礼を改めてお伝えすると、鶏以外に何頭もの食用の牛とロバを飼っていると仰います。
『ロバのサラミも美味しいですよね』興奮する私に
『いえ、ロバはペットです・・・』吹き出す執事。
牛、鶏の種類に餌、そして絞め方。
プロジェクトの話はそっち退け、食べ物の話で大盛り上がり。
夢のような4時間を有難うございました。🙇🏻♀️
クマ夫、其方にも礼を言うぞ
チラッと見えたお会計は4人で、2本のワインを含めて14万円ほど。😨
どこまでも貧乏性の私は、買いもせぬ宝くじで億万長者になったとしても、
大衆食堂へしか行けない・・・そう思うのであります。










