
おうちの靴箱、カビが蔓延してるかも⁉夏に履いた靴が発生源/掃除のプロが警告!

夏の間にはき込んだスニーカーやパンプス、そのままげた箱にしまっていませんか?
秋は湿気がこもりやすく、靴に残った汗がカビの温床になることも。気づいたらげた箱全体がカビだらけ……なんてことを防ぐために、家事・掃除アドバイザーの藤原千秋さんに、対策法を教えてもらいました。
湿った靴を入れておくと、げた箱がカビの温床に!

夏の間はいていたスニーカーや、はだしではいていたパンプス、サンダルは汗と皮脂汚れが蓄積されている可能性大。
脱いだ後は、たたきに1日置いて乾かしてからげた箱に入れるのがベターですが、乾ききる前にしまってしまうとカビの発生源に。靴にカビが生えるだけでなく、げた箱全体にカビが蔓延してしまいます。
とくにたまにしかはかない靴は管理を怠りがちですが、汗や皮脂汚れが残ったまま放置したり、湿気の多い環境で保管したりすると、カビによる劣化で靴底がはがれたりしてしまうので要注意。
げた箱のカビ予防対策は?
消毒用エタノールで殺菌&除湿剤を入れて対策を!
げた箱内のカビは消毒用エタノールで殺菌して繁殖をストップさせましょう。消毒用エタノールを吹きつけたペーパータオルでげた箱内の棚や側面を拭き、靴の中にも消毒用エタノールを吹きかければOK。
また、湿気は下にたまりやすいので、いちばん下の段に除湿剤を置いておくと◎。天気のいい日などは、げた箱の扉を開けて換気するよう心がけて。カビの生えた靴がひとつでもあるとげた箱内にカビが蔓延してしまうので、カビが生えてしまった靴は捨てるのが鉄則です。
大切な靴は箱の中に入れて保管しがちですが、換気できないのでかなり危険。箱の中に除湿剤を入れることを忘れずに!

藤原千秋さん
げた箱で気になるのは、汚れやニオイだけではありません。
お気に入りの靴をカビから守って、気分よくお出かけしましょう!
教えてくれたのは……藤原千秋さん
家事・掃除アドバイザー。住宅、家事、育児など住まいまわりの記事を専門に執筆するライターとして20年以上活動。 現在は商品開発アドバイザリーなどの業務にも携わる。『この一冊ですべてがわかる! 家事のきほん新事典』(朝日新聞出 版)、『ズボラ主婦・フニワラさんの家事力アップでゆるゆる ハッピー‼』(小社)など監修著書、マスコミ出演多数。
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監修/藤原千秋 イラスト/堀口ティモコ 原文/佐々木紀子 文/池田なるみ