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奥行きほぼ手のひらサイズのカセットこんろ⁉防災時も普段にも活躍する新商品レポ

カセットこんろ、カセットガスで有名な「岩谷産業」。商品セミナーにご招待いただき、行ってきました!

近年、防災への意識が高まる中、いざというときも、普段の暮らしの延長で使える「ガス器具」に注目が集まっています。その中でも、使いやすさと安心感を両立した商品づくりを続けているのが岩谷産業です。注目の新製品はこちら!

『イワタニカセットフー ”ミニ”&スクエアポット20』

モカ、ホワイト、イエローの3色があります。オープン価格・編集部調べで各5500円(税込み)。公式オンラインショップではセットで10,980円(税込み)です。手に取りやすい価格なのも嬉しい。

とにかく驚くのはその小ささ!

ほぼ手のひらサイズ(18.5㎝)の奥行です。幅は27.9㎝と30㎝以下。

セットで使えるスクエアポット20は、直火もIH調理器もオーブンも使用可能なセラミックコート! 韓国の有名キッチンブランドとコラボして、カラーリングやカセットこんろで使いやすい鍋底形状などにこだわったそうです。私はイエローに惹かれました!

ひとつ気になったのが、『これだけ小さいとカセットガスは専用のものじゃないといけないの?』ということでした。容器カバーにすっぽり収まるサイズのものもあるそうですが、一般的なサイズのカセットガスでも、下部が少しだけはみだして見えるくらいで問題なく使えるそう◎ (カセットフー “ミニ”に収まるサイズの「カセットガスジュニア」はオンラインショップか、一部のホームセンターやスーパーマーケットで購入可能だそうです)

開発担当の山崎さんによると、『新生活を始める方や、毎日の料理、兼防災用に使ってほしいです!』とのメッセージをいただきました。

公式オンラインショップで発売中です。

タイの鍋から生まれた『よくばり鍋』

『よくばり鍋』はオープン価格(編集部調べで税込み5,940円)です。

なんとこの『よくばり鍋』、カセットこんろでの2大人気料理である「焼肉」と「鍋」を同時に楽しめるそう。なんというよくばりっぷり……!

焼肉としゃぶしゃぶを同時に楽しめるタイの「ムーガタ」というお鍋からヒントを得て発案されました。内側でお肉を焼きつつ、外側のくぼみでお鍋を楽しめます。

他にも、内側部分でチーズを焼きながらくぼみ部分で牛肉を炒めて、焼きチーズプルコギを作ったり、関西風のすき焼き(お肉を内側部分で焼いてからくぼみ部分で煮込む)など、様々な楽しみ方ができるそうです。

公式サイトからも拝見できるインスタでは、外側のくぼみでスープカレーを作ってから、中心部分でトッピング野菜を焼くなど、気持ちが上がるレシピが多数登場しています!

焚火好きに届けたい!癒しのインテリア暖炉『MYDANRO』

開発者の本山さんが、3年間もかけて開発されたという『MYDANRO』。価格は税込み39,800円!

「ガスの炎で焚火のようなオレンジ色で、炎のゆらぎを再現できるインテリア製品があったら多くの人に炎の魅力が伝えられる」という思いからできたインテリア暖炉です。

こだわりは、炎の「色」と「ゆらぎ」だそう。そもそも炎の色というのは、青色=燃料と酸素が効率よく反応し、完全に燃焼している状態。それでも「暖炉としては赤い炎のほうがいい!」「しかもゆらゆらとゆらいでいる炎がいい!」と、なんども社内で交渉と試作を重ね、生まれた商品とのこと……!

カセットこんろの常識は「青く燃焼させる」ことでしたが、赤い炎で試作をしてみたら、炎に触れないような構造であれば、すすも出ず、においもほとんどしないことが分かりました。

安全性を担保して前面を覆う構造にして、かつバーナーの周りから空気を取り込む構造にしたところ、炎のゆらぎを作り出すことができたそうです。

カセットガス1本で7時間楽しめます。いやなにおいもせず、コードレスで省スペース。

上部にアロマウォーターやお香を入れられるトレイがあり、そこで炎の熱を利用して、好きな香りを楽しめるのも嬉しいところ。暖房機ではありませんが、手をかざすと、じんわりと心地よい暖かさが伝わります。

気になる安全性ですが、炎は耐熱ガラスやパネルに囲まれ、直接触れることのない設計です。また、本体転倒時やカセットガスの内圧が異常に上昇した場合も、自動でガスを遮断し消火する安全機能も搭載しています。

9月下旬より出荷ですが、公式サイトより予約販売が始まっています。発売前に応援購入者を募るサービスの「Makuake(マクアケ)」では、すでに1200人以上が応募したとのこと……!

おうちのインテリアに癒しが欲しいかた、暖炉にあこがれていたかた、ぜひ検討してみてください!

写真・文/編集部・小笠原