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から揚げの下味にキウイの皮⁉肉が柔らかジューシーになる技&夏休みのヘルパ料理レシピ

暑くて食欲の落ちる夏、大人も子どもも栄養バランスのいい食事でのりきりたいですよね。 とくに、子どもは好き嫌いも多く、なかなか献立を考えるのが難しいもの。アンケート※によると、夏休みの子どもの食事の準備に負担を感じている親は、じつに89%。栄養バランスが整った食事の用意が難しい、と感じている人は50%にもなるのだとか。

※ゼスプリ 子どもをもつ全国の20~40代の母親1,031名を対象に、給食がなくなる夏休み期間の食事に関する意識調査、2025年7月実施

「子どもたちに最高の給食メニューを」と日々取り組む、栄養教諭の松丸奨さんによると、給食メニューでは、栄養バランス、おいしさ、タイパ、コスパ、楽しさ、学び(食育)が大事で、家庭でもこの考えは応用できるとのこと。 そして果物、とくに栄養効率のよいキウイを食事に活用すると、手軽に〈ヘルパ(=ヘルスパフォーマンス)〉をアップさせることができるそう。

ゼスプリのプレスセミナー(2025年7月28日開催)。管理栄養士で、栄養教諭の松丸奨さんが、ご自身の経験や学校給食の現状、取り組みについて語ります。

キウイには毎日とりたい10種の栄養素がバランスよく含まれている、まさに果物の王様
1個で1日の栄養バランスが整うというから、これは取り入れないはありません!

そのまま食べてももちろんおいしいキウイですが、子どもも喜ぶ夏のキウイメニューをということで、松丸先生に教えていただいたのがこちら! 子どもが大好きテッパンレシピ「から揚げ」のアレンジメニュー。なんと、キウイの皮を下味に入れることで、から揚げを柔らかく仕上げることができるのだとか。

夏のイライラ&反抗期にも!?
『キウイの皮で下味をつけたから揚げ』のレシピ

「暑いとどうしてもイライラしがち。お子さんが反抗期ならなおさらです。ポイントとなるのはじつは『たんぱく質+子どもが好きなもの』。なぜなら、たんぱく質に含まれる神経伝達物質の生成に必要な栄養素が不足することも、イライラの理由のひとつだから。これをさりげなく防止しつつ、子どもの好きなからあげを食卓に並べることで、幸せホルモンの分泌を促せるといいですね」(松丸先生)

<材料>3~4人分

鶏もも肉(からあげ用) 8個 
グリーンキウイ 2~3個

<下味>
しょうゆ 大さじ2
酒 大さじ1
みりん 大さじ1
鶏ガラスープの素 小さじ1
にんにくのすりおろし(チューブ) 3cm分
しょうがのすりおろし(チューブ) 3cm分

片栗粉 大さじ8
サラダ油

<作り方>

1 キウイは皮をむき、1cm程度の角切りにする。保存袋にキウイの皮と鶏肉と下味の材料を入れ、袋を閉じて軽くもんでから5~30分程度おく(長いほうがおすすめ)。※角切りしたキウイはトッピング用に残しておく。

2 鶏肉を取りだして片栗粉をまぶす。フライパン(26cm程度)に高さ1cmほどの油を入れ、180℃※に熱し、きつね色になるまで揚げる。器に盛りキウイをかける。

※乾いた菜箸を入れてみたとき、また素材を油に入れているときに、細かい泡がシュワシュワッと上がってくる程度。少量の油での揚げものは、温度が急激に高くなることがあるため、200℃以上にならないようご注意ください。

セミナーでは、松丸先生考案のレシピが他にも数多く紹介され、キウイおいしい楽しみ方の可能性を感じる会となりました。

デモストレ―ションで松丸先生が実際に作ってくれたキウイ料理。「白身魚のキウイソース」「キウイチヂミ」「簡単絶品キウイパイ」。どれも、新鮮なおいしさでした!

まだまだ夏は続きます。自分や家族の健康のためにも、キウイの〈ヘルパ〉料理を、毎日の食事に取り入れてみませんか?

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協力/ゼスプリ インターナショナル ジャパン 文/編集部・吉川