煮てほっとくだけでプロの味。家族全員が虜になる名店『菱田屋のチャーシュー』って?

『オレンジページ』は今年創刊40周年。誌面で紹介された数万点以上(!)のレシピのなかから、歴代の編集者40名が「リアルに作り続けるレシピ」を、リレーブログで紹介します。
>>前回/トマト2個を豪快に「粗つぶし煮」。副編集長が何度も作る、夏の簡単カレーとは
今回担当するのは、毎日家族5人分の食事を用意する、『オレンジページnet』編集部デスク・Y川。週末の食卓にチャーシュウが並ぶと、家族のテンションが2段階UP! そんな我が家の定番をご紹介します。
休日のすき間でつくれる、家族全員大絶賛の万能チャーシュウ
土日のランチにはラーメンが定番の我が家では、チャーシュウは必須アイテム。まとめて作って冷凍庫で常備しています。
ベテラン料理編集者・山センパイから「このチャーシュウ、めちゃおいしいよ」との情報をもらい、これは作ってみるしかない!と思ったのがこのレシピとの出会い。
もちろんオレンジページに載っているレシピは全部おいしい(笑)のですが、その中でもとっておき! を教えてもらえるのは、編集部員の役得です。
このチャーシュウ、味が家族にとにかく大好評! そして作り手の私にも、とても作りやすくて大好評! ずっと作り続けたい我が家の定番、となってます。

ラーメンにナポリタン……なににあわせてもおいしい、とっておき!
『菱田屋のチャーシュウ』のレシピ

材料(作りやすい分量)
豚肩ロースかたまり肉(ネットつきのもの)……2本(約1kg)
煮汁
にんにく……10かけ
水……5カップ
しょうゆ……1と 1/2カップ
砂糖……1カップ弱(約120g)
作り方

(1)肉の表面を焼きつける
フライパンに油をひかずに豚肉を脂身の面を下にして入れ、強火にかける。面を変えながら全面に焼き色がつくまで焼く。

(2)じっくり煮込む
鍋に煮汁の材料を入れて強火で煮立て、豚肉を入れる。再び煮立ったら弱火にし、落としぶたをのせる。煮汁がふつふつとするくらいの状態を保ちながら1時間30分煮て、そのままさます。
【チャーシユウMEMO】
煮上がったチャーシュウが完全にさめると、表面に豚肉の脂が固まります。これは捨てずに餃子のたねに加えたり、炒飯の炒め油として使うのがおすすめ。ぐっとうまみが増します。

オレンジページnet編集部デスク・Y川
徳島県出身。4月から長男のお弁当づくりがスタートし、お弁当のおかずのレパートリーを模索中(特に野菜の副菜。同じものばかりで作るのも詰めるのも飽きる……)。趣味のテニス後、ビールを飲むのが至福のひととき。うさぎ占いはレッキス。


料理/近藤幸子 撮影/澤木央子
『菱田屋のチャーシュウ』を作り続けるワケ
【その1】プロセスがシンプル
作り置きって、時間を取られすぎると疲れちゃって、何のための作り置きかわからなくなりますよね。このレシピは肉をフライパンで焼き、調味料と合わせて煮るだけ。途中のプロセスがシンプルだから、休日の隙間時間でもやる気が起きます!
【その2】家にある調味料でできる
調味料はいたってシンプル。特別な材料がいらないから、肉を買ったらいつでも作れます。意外と、いやけっこう大事なんです、これ。
【その3】冷凍保存できる。しかもおいしくなる!?
まとめて作って1食分ずつ冷凍し、自然解凍して温めて食べています。家族によると「作った当日よりも冷凍保存したほうが、味がしみてやわらかい」と好評。理由はわかりませんが、ならば作り置きする甲斐があるってもんですよね。