気になるトピックスを毎日お届け!!

渡辺有子さんに教わる、一味違う旬のそら豆レシピ『そら豆のスパイシーポタージュ』

淡い緑が映える〈そら豆〉を、ポタージュ仕立てに。

ふっくらとした豆のやさしい甘みに、クミンのスパイシーな香りがふわり。野菜のうまみを引き出す塩使いにもひと工夫すれば、おうちにいながら、まるでお店のような特別感が味わえます。

『そら豆のスパイシーポタージュ』のレシピ

材料(2〜3人分)

そら豆……15~18本(さやから出して約200g)
玉ねぎ……1/2個
クミンパウダー……適宜
牛乳……150~200ml
塩(粒が粗めのもの) ……ふたつまみ
塩(粒が細かいもの)……適宜
バター……20g

粒の大きさの違う塩を使い分け

野菜を炒めてから加える塩は粒が粗めのものを。ゆっくりと溶けて、野菜のうまみをきちんと引き出してくれます。仕上げの塩は、さっと溶けて角が立たない、粒が細かいものを。もちろん、なければ同じ塩でOK。

作り方

(1)そら豆はさやから出し、沸騰した湯に10秒ほどくぐらせてから皮をむく。玉ねぎは縦半分に切り、横に薄切りにする。

POINT
そら豆を湯にくぐらせるのは10秒ほど。ここでは火を入れすぎないようにします。皮をむくときは黒い筋の部分からはがすようにすると、スムーズ。

(2)鍋にバターを弱めの中火で溶かし、(1)を入れてざっと炒める。粒が粗めの塩と、クミンパウダー小さじ1/4をふり、ふたをして弱火にして10分ほど、鍋底が焦げないようにときどき木べらで混ぜながら蒸す。水200mlを注ぎ、ふたをして弱火で10分ほど蒸し煮にする。

(3)火を止め、ハンディブレンダー※でなめらかになるまで撹拌する。牛乳を、濃度の様子をみながら加える。弱めの中火で温め、粒が細かい塩(小さじ1/4程度)で味をととのえる。器に盛り、クミンパウダー少々を散らす。

※ミキサーの場合は撹拌したあと、鍋に戻し入れる。


素材の持ち味をいかしたやさしい味わいは、気負わず楽しめるのに、どこか特別。
少しだけ時間のある日に、ゆっくり味わってみてはいかがでしょう♪

2023『オレンジページCooking』野菜「劇的においしい、野菜の食べ方。」より)

あわせて読みたい

料理/渡辺有子 撮影/宮濱祐美子 スタイリング/久保田朋子 文/池田なるみ