「魚のハーブ」とも呼ばれるタイムは、鮭やめかじき、白身魚との相性が抜群! フリットごろもにタイムの葉を混ぜれば、さわやかな香りをプラスできます。ころもをまだらに薄くつけるときれいな見た目に。シンプルな塩味のグリルやソテーも、タイムをいっしょに焼くだけで香り高く仕上がります。
タイムは1枝ずつ、枝の先端から根元に向かって茎をしごくようにするときれいに葉がとれます。ころもの材料を混ぜたボールにタイムの葉を入れたら、あとはあまり混ぜないのがポイント。このまま、ころもは薄くつけて揚げることで、表面にタイムが見えて、きれいに仕上がります。




スパイス&ハーブマスター
遠藤由美さん

南ヨーロッパ原産のすっきりとすがすがしい香りを持つハーブ。魚や肉の香草焼きや、じゃがいも料理、トマト料理の香りづけに利用されます。特に魚との相性のよさから、「魚のハーブ」と呼ばれることも。
独特のすがすがしい香りのハーブ。加熱しても香りが残り、ローレル、パセリと並んでブーケガルニ(煮込み料理の風味づけに使うハーブの束)には欠かせないハーブです。魚をはじめ、肉、トマト、じゃがいもなどとの相性がよく、煮込みやスープのほか、香草焼きやムニエルなどに使うと香りが生かされます。
16g(目安) オープン価格
料理/重信初江 撮影/鈴木泰介 スタイリング/澤入美佳 取材・文/高丸昌子 熱量・塩分計算/五戸美香(ナッツカンパニー)
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