2022.01.31
入社25年(つまり四半世紀)以上のベテラン料理編集者3人が「うちごはん」について気ままに、赤裸々に語るリレー連載。個人的好み全開のオリジナルレシピのおまけつき。
先日母が誕生日を迎え、毎年恒例となっている「バースデーディナー」を作りに、実家に帰りました。
今年のメニューは何にしようかと悩んだ末、寒い日が続いているので(また、当日の主役ではないものの、無類の魚介好きの父も喜ぶかと)、主菜は「ブイヤベース」(フランスの魚介鍋)にすることに。
料理名だけ聞くとなにやら豪華なイメージですが、我が家では冬になるとよく作る、カジュアルなレシピのひとつ。メインの具は、白身魚(たら、かれい、すずきなど)と、貝類(あさり、はまぐりなど)の、二種類でオーケー。あれこれ入れなくても、魚介のうまみだけで、十分においしく仕上がります。また「ブイヤベース」の特徴でもある「サフラン」を使わず、たっぷりの香味野菜を合わせるのが私流。でも今回は誕生日ということで、いつもよりバージョンアップ。いか、えびを加えて魚介の種類を増やし、「サフラン」の風味も加えて、本格味に近づけてみました。
「ブイヤベース」のもう一つのお楽しみは、日本の鍋ものと同様の「しめの一品」。ご飯を加えてリゾット風にするのはもちろん、おすすめなのがスパゲティ。乾燥のまま残ったスープに加えることで、スパゲティが魚介の風味がにじみ出た煮汁を吸って、うまみたっぷりに。また適度なとろみがつくので、牛乳を足すだけで、とろりとしたリッチなクリームソース風に仕上がることもポイントです。これが抜群においしくて、ときには「ブイヤベース」としてではなく、「煮込みスパゲティ」を目的として作ることも。体がぽかぽかと温まるうえ、栄養満点なので、一年のうちでいちばん寒いこの時期に特におすすめです。
バースデーディナーのメインとなった「ブイヤベース」。見た目はよくないのですが、あさりは殻つきではなくむき身を使用し、魚介類は小さめに切る、魚の骨はできるだけ取り除くなど、高齢の両親が食べやすいように工夫しています。
ほかにも手作りパンを焼き、サラダを添え、デザートにはバースデーケーキを用意。「来年も、家族で元気にお祝いができますように」と願いながら、楽しいひとときを過ごしました。
オレぺのレシピを世に送り出しつづけているベテラン料理編集者4人が、これまで出会ったレシピの中から好きなもの、忘れられないものを自ら作って、撮って、語ります。
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