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オレンジページのベテラン編集者たち

入社25年(つまり四半世紀)以上のベテラン料理編集者3人が「うちごはん」について気ままに、赤裸々に語るリレー連載。個人的好み全開のオリジナルレシピのおまけつき。

レンチン枝豆ガーリック風味とエスニック焼き油揚げ

vol.55

入社27年目 計量が苦手な山田の場合
『結果的にヘルシー?気ままおつまみ2種』

 

ここのところ、近年まれにみるレベルで仕事が立て込み、肉体的にも精神的にも、まったくくつろげない日々を送っています。かろうじて朝ご飯はいつも通りのメニューを用意しているものの、お弁当を作る余裕もなければ、晩ご飯を作る時間にそもそも帰れない毎日。なかなかのハードスケジュールに気が滅入りますが、そんなときだからこそ絶対に大事にしたいと思っているのが一人晩酌の時間。どんなに疲れていても、一口二口、いやいつのまにか一缶二缶……。糖質オフビールを飲みながら、ぼーっとするわずかな時間こそが、今の私の「癒し」になっていることは間違いありません。

ビールをくいっとあおるだけでも何ら問題はない……が、やっぱり何かつまみたくなるのが食いしん坊のサガ。チーズだったり、魚肉ソーセージだったり、それこそ大好きなちくわだったり、調理の手間なく食べられるものを肴に飲むことが多いんですけど、先日酔っぱらった勢いで、気の向くままに作ったおつまみがこちら。一品は某コンビニで買った冷凍枝豆を袋ごとチンして、にんにく塩をからめた変わり枝豆。もう一品は賞味期限ギリギリの油揚げをフライパンで焼き、マヨ七味を添えたスナックもどき。どちらも酒がすすみすぎる味わいで、翌日なんとなく二日酔い気味だったような……(笑)。

あとで気づいたことながら、枝豆も油揚げも大豆由来のヘルシー食材。結果的にお酒がすすみ過ぎてしまっては元も子もないような気もしますが、そのとき食べたいもの、体が欲するものを作って食べることって、健やかな体と、心の平穏を保つためにとても大事なことだと改めて思った次第です。今年は年末ギリギリまで慌ただしくなりそうな気配。なんとか無事に元気に乗り切るために、食べたい酒の肴を気ままに作り、飲みすぎ注意で「癒し」の時間を持ちながら、頑張りたいと思います。

 
  • レンチン枝豆ガーリック風味

    袋入りの枝豆を電子レンジでチン。おろしにんにくと、塩、粗びき黒こしょうをからめただけの一品。一見普通の塩ゆで枝豆かと思いきや、口に入れた瞬間ににんにくの香りがふわっと広がり、食欲(酒欲?)をそそります。枝豆の旬の時期は枝つきのものを買い、さやの端をキッチンばさみで切り、丁寧に下処理してからフライパンで蒸しゆでにする派ですが、食べきりサイズの冷凍枝豆って便利だな~と感激しつつ、あっという間に完食しました。

  • エスニック焼き油揚げ

    一見何の変哲もない焼き油揚げですが、目には見えない隠し味をきかせているのがポイント。アツアツの焼きたてにナンプラーをひとたらし。これがまあ、なんともいえず後をひく味で、マヨ七味との味の相性も抜群。何で今まで試さなかったのだろうと不思議に思うほど好相性でした。油揚げはみそ汁に入れたり、野菜のあえもののうまみ出しに使ったりと、とにかく使い勝手がいいだけでなく、常に安いというところがまたうれしい……。ありがたいな~と思いつつ、しつこくしつこく焼きました。

オレぺの中の人のうちごはんレシピ

『結果的にヘルシー?
気ままおつまみ2種』

レンチン枝豆ガーリック風味とエスニック焼き油揚げ

材料(1人分)

  • 〈レンチン枝豆ガーリック風味〉
  • 冷凍枝豆(塩味のついているもの)
     1袋(約120g)
  • にんにくのすりおろし(チューブでも問題なし)
     小さじ1/2くらい
  • 塩 粗びき黒こしょう
  • 〈エスニック焼き油揚げ〉
  • 油揚げ 1枚
  • ナンプラー 適宜
  • マヨネーズ 七味唐辛子

作り方

  1. レンチン枝豆ガーリック風味を作る。枝豆は袋の表示通りに電子レンジで加熱し、ボールに入れる。にんにくと、塩適宜を加えて混ぜ合わせ、仕上げに粗びき黒こしょうをたっぷり加えて混ぜる。⇒私は袋ごと、そのまんま電子レンジでチンできる冷凍枝豆を買って作りましたが、普通の冷凍枝豆を使う場合は、袋の表示に従って器に取り出すなどしてから電子レンジで加熱してください。おいしく仕上げるポイントは、枝豆が熱いうちに味をからめること。この1点だけです。
  2. エスニック焼き油揚げを作る。フライパンに油揚げを入れ、両面に焼き色がつくまで中火で焼きつける。食べやすく切って器に盛り、ナンプラーを回しかける。マヨネーズ、七味唐辛子各適宜を添えればでき上がり。⇒油揚げはパリッとするくらいしっかりしつこく焼いたほうがおいしいと思います。サクサク香ばしい食感がまたいいんですよね~。ナンプラーの分量はお好みですが、苦手な方は少なめ、絶対に無理って方は普通にしょうゆをかけていただいてももちろんOK。できればマヨ七味はマストでお願いします(笑)。

愛猫・チャタロウ気ままつまみを支度して一人楽しむ晩酌の時間に寄りそうのは愛猫・チャタロウ。人の気持ちを察してスリスリしてくるチャタロウにも毎日「癒し」を感じています。

山田かおり
Editor No.01 山田かおり(通称・山先輩)
大学卒業後、1994年にオレンジページに入社。料理にも編集にもまるで興味がなかったのに、オレンジページ編集部に配属。料理編集者の道を歩み始める。以来ずーっと料理企画を担当。料理編集者でありながら、計量と甘いものが苦手という変わりだね。プライベートではプロレスと酒をこよなく愛し、夫と愛猫1匹、リクガメ夫妻と暮らす。

山田のうちごはんレシピ、
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