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長谷川あかりのあたらしいきほんの料理
長谷川あかりのあたらしいきほんの料理

もやしと豚こまだけで、ここまでおいしくなるなんて!長谷川あかりさんの『肉野菜炒め』

2024.10.20

定番メニューにひと工夫。むずかしい作業やめんどうなことはナシ。令和版「きほんの料理」を、人気の料理家・長谷川あかりさんに教えてもらいます。

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もやし料理において、ひげ根を取るか取らないかは大問題ですよね。めんどくさいことはしない主義だけど、これだけはやります。だって仕上がりのおいしさがぜんぜん違うから。シンプルな肉野菜炒めならなおさらです。豚肉を片栗粉でコーティングすると、味のからみがよくなってとろりとした口当たりに。かくし味程度にお酢を加えて後味はさっぱり。ちょっとしたポイントがいくつもある〈あかり流肉野菜炒め〉をぜひ試してみてください。

『肉野菜炒め』のレシピ

あかりのくふうひげ根を取る。肉に粉をまぶす。お酢をちょっとだけ。
具は豚肉ともやしだけだけど私の〈おいしい〉が詰まった炒めものです。

材料(2人分)

豚こま切れ肉……160g
もやし……1袋(約200g)
米油(またはサラダ油)……小さじ2

〈A〉
料理酒 ※……大さじ2
酢……小さじ1/2
※料理酒ではなく清酒を使用する場合は、塩少々をたしてください。

片栗粉

ラー油

作り方

(1)豚肉に片栗粉をまぶす
豚肉は大きければ食べやすい大きさに切り、片栗粉小さじ2をまんべんなくまぶす。もやしはひげ根を取る。〈A〉は合わせておく。

(2)蒸し焼きにする
直径22cmのフライパンに米油を中火で熱し、豚肉を炒める。肉の色が変わったら、もやし、合わせた〈A〉を加え、ふたをして強火で20秒蒸し焼きにする。

(3)ふたを取って炒める
ふたを取り、30秒ほど炒めながら汁けをとばす。塩小さじ1/2をふって手早く混ぜ合わせ、火を止める。器に盛り、ラー油適宜をかける。
あかりのおまけ
面倒でももやしのひげ根を取る下ごしらえだけは、なるべく欠かさないようにしています。口当たりのよさが全然違うので、一度その差を知ってしまうともう戻れない(笑)。テレビを見ながらのんびり作業したり、家族の誰かにやってもらったりするのもおすすめですよ。


長谷川あかり
料理家、管理栄養士。雑誌やWEB、食品メーカーなどに幅広くレシピを提供。自身のSNSで数多くのレシピを紹介し、発見のある組み合わせと手軽なレシピが大好評。『水曜日はおうちカレー』(大和書房)が発売中。
X:@akari_hasegawa

『オレンジページ』2024年10月2日号より)

料理/長谷川あかり 写真/大森忠明 スタイリング/久保田朋子 取材・文/加藤洋子

『長谷川あかりのあたらしいきほんの料理』毎月2回更新・過去の連載はこちら>>


料理で当たり前と思いがちなひと手間を省いて
おいしくできるレシピをご紹介!『長谷川あかりの日々の料理これでいいのだ』過去の連載はこちら>>

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