寒さが本格的になると感染症の流行、春になれば花粉の飛散……。
これからの時期ますます
〈免疫力〉というキーワードが気になってきますよね。
今、免疫力アップの観点で注目されているのが「にごり酢」というお酢。
名前のとおりにごったお酢なのですが、この
にごりに秘密があるとのこと。
そんな「にごり酢」について教えてもらえるセミナーに、オレンジページnet編集部員が参加してきました!
ろ過しきらないから酢酸菌がとれる! 「にごり酢」がすごいらしい
通常お酢の製造工程は、
①アルコール発酵→②酢酸発酵→③熟成→④ろ過・殺菌
私たちがよく手に取る透明な酢は、製品の安定化や見栄えのためにろ過されて流通しています。
この4番目の工程でろ過をしないもしくは、粗ろ過することでできるのが「にごり酢」。
このにごりの中に
〈酢酸菌〉という成分があり、これこそが免疫力アップが期待できるすごい成分なのだそう。
酢酸菌ってなにがすごいの?
漢方医学、自然療法、食事療法により、種々の病気の治療にあたっているイシハラクリニックの石原新菜先生によると、酢酸菌には、
・免疫細胞の活性化・発酵菌との相乗効果・腸活への好影響が立証されているそう。
免疫細胞の活性化
人のには、
活性化pDCという免疫細胞をつかさどる司令塔のような細胞があるそう。このか活性化pDCには「スイッチTLR2」「スイッチTLR4」というスイッチがあり、乳酸菌や納豆菌も「スイッチTLR2」を押す効果があるのですが、酢酸菌は「スイッチTLR2」「スイッチTLR4」の両方を押すことができるのだそう。
発酵菌との相乗効果
さらに酢酸菌は、他の発酵菌と合わせると免疫パワーの相乗効果が。乳酸菌や納豆菌合わせてとると、その効果は単体で摂取したときの倍以上になるとのこと。
腸活への好影響
便秘に悩む日本人女性25人に行った調査では、毎日大さじ1杯のにごり酢を4週間摂取したところ、便の量・回数ともに1.5倍に増え、便の状態も理想的に改善したそう。
すごい、すごすぎる……。
どんな風に摂取すればいいの?
発酵マイスターの資格を持ち、料理家としても活躍する榎本美沙さんによると、にごり酢はうまみや甘みを感じられるまろやかなお酢なので、ぜひふつうのお酢のと同じように料理に使ってほしいとのこと。
また、前述のとおり他の発酵菌といっしょに摂取することでよい効果が期待できるので、納豆ににごり酢を入れて酢納豆として食べたり、ヨーグルト+甘酒+にごり酢でラッシーにしたりするのもおすすめだそう。
簡単に使えて、うまみたっぷり、さらに体にもいいならぜひ使ってみたいですよね!
これからの時期にうれしい「にごり酢」、ぜひぜひチェックみてくださいね♪
酢酸菌ライフ WEBページhttps://sakusankin-life.jp/