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絶品カレーを葉っぱの上で。名店「スリマンガラム」の逸品『バナナリーフミールス』【祖師ヶ谷大蔵】

2023.03.29

バナナリーフミールス

知る人ぞ知る名店の「食べるべき逸品」と、普段なかなかお目にかかることのできない「まかない」を前後編の2本立てでお届けするグルメシリーズ第1弾!

今回は、旅ライターとしてインドに足繁く通い、インド好きが高じて現地でヨガインストラクターの資格も取得した筆者が愛して止まない店「スリマンガラム 祖師ヶ谷大蔵店」をご紹介します。

スリマンガラムの「まかない」が見られる記事後編はこちら!

スリマンガラムで食べるべき逸品「バナナリーフミールス」

インド随一の美食エリア・チェティナードゥ地方出身で、5つ星ホテルのレストラン(!)をはじめインド各地で腕を磨いたオーナーシェフ、マハリンガムさん(通称マハさん)が営む、人気のインド料理店「スリマンガラム 」。

ここでオーダーすべき逸品は、南インド定番の定食「ミールス」
なんと、バナナの葉の上に盛りつけた本場のスタイルで味わえるんです。

野菜料理のみの「ベジ・ミールス(ランチ1500円、ディナー2100円)」と、肉と魚料理も加わる「ノンベジ・ミールス(ランチ1800円、ディナー2500円)」の2種類あるので、好みや気分に合わせて選びましょう。

がっつり食べたい気分なこの日はノンベジをオーダー。

スリマンガラム ミールス
注文すると、早速テーブルの上に大きなバナナリーフが!

テーブル一面に敷かれたバナナリーフは、ランチョンマットかな? と思うほどの大きさですが、これをそのままお皿として利用するのが本場のスタイル。葉の上に直接料理をのせていきます。

コップの水を少しかけて手で葉っぱをきれいにしたら準備はOK。
スタッフがライスやカレー、おかずなどを次々と盛りに来てくれます。

スリマンガラム ノンベジミールス
ミールスの内容は、ポンニライス(タミルナードゥ州で普段食べられているごはん)の上に、マトンのコロンブ(カレー)と、サンバル(少し酸味のある豆と野菜の煮込み)がかけられ、ジャガイモのポリヤル(日替わりの野菜炒め)とほうれん草と豆のクートゥ(ポタージュ)、そしてアッパラム(揚げせんべい)がオン。器に盛られたラッサム(黒胡椒のきいたスープ)とパヤサム(米やセモリナなどを牛乳で甘く煮たデザート)も添えられ、超豪華……!

さらにベジ、ノンベジともに肉や魚のカレーがサービスされることもあるそう。 マンガロールチキンドライという手羽元のカレーは、この日の日替わりスペシャルサービスでした♪

とある日の日替わりサービスメニュー この日は卵のカレー Instagramより

あまりの豪華さに、どこからどう食べ始めればいいか迷う……!
おすすめは、汁物を料理同士が混ざらないようそれぞれごはんとよく混ぜていただきながら、間にクートゥやポリヤルなどの汁気の少ないおかずをつまむという食べ方。

付け合わせのアチャール(漬物)や、卓上の塩やカードチリ(辛味と塩味が強い唐辛子)、ポディ(ふりかけ)などを使って味変も自在。
ひと口ごとに異なる味わいが楽しめるのが魅力です!

スリマンガラム ノンベジミールス
さらに、ミールスはなんとおかわり自由

ノンベジミールスは、マトンカレーの他にチキンや魚のスペシャルカレーもおかわりできるというから太っ腹です。
カレー・おかず・ごはんの配分を気にすることなく、心ゆくまで食べられるのもうれしい限り。

ポンニライスは消化がいいので、たっぷり食べても胃もたれしづらいのだとか。
最後は砕いたアッパラムにパヤサムを混ぜてシメるのが本場流。

気になるそのお味は……

それでは、いただきます!

スリマンガラムのバナナリーフミールス
まずは豆と野菜の旨味が溶け込んだサンバルをひと口。
お次はスパイスがきりりときいたマトンのカレー。
クリーミーなクートゥで舌を癒したら、ポリヤルを口に放り込み食感の違いを楽しみます。
ラッサムで口直ししながら、濃厚な旨味あふれるチキンカレーを頬張れば、口の中が異次元のおいしさで大渋滞!

同じカレーでもここまで違うのかと驚かされます。 マハさんのつくる料理はどれも洗練されているのにどこかほっとする優しい味わいで、ひと口食べると体と心が多幸感で満たされていくのを感じます。

「バナナリーフは植物の中でも特にパワフルな葉。この葉の上に温かい料理をのせることで栄養や葉のエネルギーが料理に溶け込み、より食事が健康的なものになるんです。ほんのり香る爽やかな香りも食欲をそそりますよね。当店は日本初の“毎日バナナリーフで料理を提供するレストラン”なんですよ」とマハさんは胸を張ります。

「バナナリーフミールス」以外にも! スリマンガラムの絶品おすすめメニュー

マハさんがいれてくれたチャイ
食後にはチャイをいただくのも忘れずに。
マハさんが高い位置からチャイを注いでくれるパフォーマンスは、一見の価値あり!
こうすることで、チャイの温度を下げるとともに、空気を十分に含ませて口当たりを滑らかにするそう。

このほかにも、米と豆のペーストを発酵させた生地を鉄板で焼いた南インドのクレープ「ドーサ」や、ミールスにのらないアラカルトのカレーやおかず、さらに日曜限定で炊き込みごはん「ビリヤニ」も登場し、豊富なメニューは気になるものばかり。

日曜限定メニューのビリヤニ Instagramより


次回は何を食べようか、夢膨らまずにはいられません……!

お店紹介

スリマンガラム 祖師ヶ谷大蔵店
「スリマンガラム 祖師ヶ谷大蔵店」は小田急線祖師ヶ谷大蔵駅北口から徒歩2分ほど。
商店街から路地を入ってすぐの場所にある白い扉から、階段を降りた地下にあります。

スリマンガラム 祖師ヶ谷大蔵店 階段
鮮やかな黄色に塗られた階段の正面の壁には、ヒンドゥー教の神さま、ダンシング・シヴァ(ナタラージャ)が描かれインパクト大。

スパイスの香り漂う店内にはノリのよいインド音楽が流れ、まるでインドにワープしたかのような錯覚を覚えます。

スリマンガラム 内観
ユニークなのは、テーブル席の片側にしか椅子がなく、2人利用でも横並びに座ること。これは現地の食堂と同じ配置なのだとか。

スリマンガラム シェフのマハさんとスタッフのみなさん
お店に入るとマハさんやスタッフたちが笑顔で出迎えてくれますよ♪

めくるめくインド料理の世界を体感できる「スリマンガラム 祖師ヶ谷大蔵店」。
家族や友達、気心の知れた仲間と(もちろんお一人様でも!)ぜひ訪れてみて!


スリマンガラム 祖師ヶ谷大蔵店
157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-33-2 三興ビルB1F
電話 03-6676-2812
営業時間 11:30~15:00(L.O.14:30)、18:00~21:30(L.O.21:00)
定休日 不定休

Facebook:
https://www.facebook.com/srimangalamsoshigaya
Twitter:
https://twitter.com/srimangalam2
Instagram:
https://www.instagram.com/srimangalam_soshigaya

この記事を書いたのは……

ライター 土屋朋代さん

土屋 朋代

『地球の歩き方』や『ことりっぷ』などの旅行誌を中心に、紙・ウェブ問わずさまざまな媒体の企画や取材、編集、執筆を手がけるフリーランスのライター。インド仕込みのヨガインストラクターだったり、東京 下北沢にある場末酒場のバーテンダーだったりもします。近年のマイブームはサウナ巡り。徹夜で原稿を書き上げた足でサウナに入るとよくととのいます。

撮影・文/土屋朋代

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