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マツコ絶賛の本格インド料理店『スリマンガラム』の貴重な〈まかない〉を拝見! スパイス使いが素晴らしかった

2023.03.30

南インド料理の名店『スリマンガラム』のまかない

知る人ぞ知る名店の「食べるべき逸品」と、普段なかなかお目にかかることのできない「まかない」を前後編の2本立てでお届けするグルメシリーズ。

第1弾は、『マツコの知らない世界』にも登場した南インド料理の名店「スリマンガラム」の祖師ヶ谷大蔵店に潜入!
旅ライターとしてインドに足繁く通い、インド好きが高じて現地でヨガインストラクターの資格も取得した筆者が愛して止まない店です。

後半の今回は、貴重なまかない料理を見せてもらいました!

前編はこちらから
絶品カレー&おかずがどっさり! スリマンガラムで食べるべき逸品『バナナリーフミールス』【祖師ヶ谷大蔵】


スリマンガラムのシェフ・マハさん
5つ星ホテルのレストランをはじめインド各地で腕を磨いたトップレベルの料理人、マハリンガムさん(通称マハさん)

特に得意なのはマトン料理と言いますが、日本の食材や旬の野菜を上手に取り入れることも多く、とにかくセンスが抜群です!

ついにお目見え! 名店『スリマンガラム』のまかない

そんなマハさんがつくる「まかない」、気になりますよね……?

昼はミールスの残りなどをごはんにのせて食べることが多いそうですが、夜は「その日にマハさんが食べたいもの」が登場するのだとか。

う~ん、これは期待が膨らみます……!

スリマンガラムのまかない
ジャーン!
こちらがこの日のまかない!

バスマティライスをフレッシュトマトとスパイスで炒めた「マサラライス」に、スパイスとハーブがきいたオニオンオムレツ、マスタードシードの風味豊かなジャガイモと葉野菜のポリヤル(炒め物)、深皿にはこの日まかない用に特別につくった、ホームスタイルのマトンコロンブ(カレー)も盛られています。

日によってはフィッシュカレー、エビカレー、さらに、チリチキンなどのインド中華がメインとなったり、目玉焼きがのることもあるそうで……、スタッフさんたちが本当にうらやましい! 

インド通のスタッフも虜にするマハさんの料理

マハさんの出身地であるチェティナードゥは、南インド タミル・ナードゥ州の南部にあるチェティヤールと呼ばれる、商人コミュニティが集まる地域。
チェティナードゥの料理は、挽きたてのスパイスをふんだんに使うため、香り高く辛さも強めに仕上げてあるのが特徴です。



料理のおいしさを大きく左右するスパイス使いには、シェフの個性が光ります。マハさんは、10種類以上のスパイスを独自に配合し店内で挽いた、オリジナルのミックススパイスを料理に合わせて使い分け、豊かな香りと奥深い味わいを引き出しています。

まかないを食べるスリマンガラムのスタッフ岡埜さん
スタッフの一人である岡埜桂子さんは、南インドの古典舞踊「モーヒニヤッタム」のダンサーでもあります。

現地にも足繁く通うインド通ですが、マハさんの料理は特別なのだとか。

「サンバル(少し酸味のある豆と野菜の煮込み)は南インド料理に欠かせない基本となる料理なのですが、初めてマハさんのサンバルを食べた時はそのおいしさに驚きました。インドでもなかなかこんなにおいしいサンバルには出会えないと思います」

こう語りながら、この日もおいしそうにまかないを頬張ります。

スリマンガラムのまかない 手で食べるのが◎
それにしても上手に手を使って召し上がる岡埜さん。

「手食はインドでは一般的。慣れれば、カレーやおかずとごはんが混ぜやすくて、スプーンより断然食べやすいですよ。カトラリーのステンレスの味もしませんし、指先で料理の温度や質感を感じながら五感を使って食べるので、おいしさが倍増します。当店のお客様の多くが手食をしているので、未体験の方もぜひチャレンジしてほしいですね」

まかないを食べるスリマンガラムのシェフ・マハさん
当然ながらマハさんも手食。よく見ると、マハさんのお皿には、この日のスペシャルメニューであるマンガロールチキンドライ(カレー)ものっていますね。骨付き肉も右手だけを使って器用に完食!

お店で提供される複雑で洗練された料理と比べると、まかないは家庭で食べられるような素朴で優しめな味付けなので、毎日でも食べても飽きることはなさそう。

気になるそのお味は……

マサラライスはフレッシュトマトの酸味が新鮮な、インド版チャーハンといった趣。ほんのり香るスパイスがカレーやおかずのおいしさを引き立てます。

カリッと固めに焼いたオニオンオムレツは、玉ねぎの甘みと香ばしいスパイスの旨味にコリアンダーの風味がプラスされ、シンプルながら主役級の存在感。

ガツンとスパイスがきいたマトンカレーは目が覚めるおいしさで、体中にパワーがみなぎるのを感じます。 こりゃ、スタッフさんたちがみな生き生き楽しそうに働くわけだ。


サンバルマサラ
「当店ではオリジナルの特製マサラを使っていますが、家庭ではインド食材店などで売られている『サンバルマサラ』を常備しておくと、気軽に本場の味を再現できて便利です。サンバルマサラは、コリアンダーやターメリック、クミンなどの数種類のスパイスがブレンドされたミックススパイス。いわゆるカレー粉です。野菜や豆と煮込んでカレー(サンバル)にすると、ぐっと南インドらしい食卓になりますよ」

とマハさんが教えてくれました。
たくさんのスパイスを揃えるのは大変だけれど、これなら気軽に試せそう!

「スリマンガラム 祖師ヶ谷大蔵店」では、グランドメニューのほかに、日替わりでさまざまなスペシャルメニューがサービス品として提供されます。

とある日の日替わりのサービスメニュー この日はチキンペッパーマサラ Instagramより

まかないで食べられるような料理が登場する日もあるので、気になる人はSNSをチェックしてみてくださいね。

お店紹介

スリマンガラム 内観
スリマンガラム 祖師ヶ谷大蔵店
157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-33-2 三興ビルB1F
電話 03-6676-2812
営業時間 11:30~15:00(L.O.14:30)、18:00~21:30(L.O.21:00)
定休日 不定休

Facebook:
https://www.facebook.com/srimangalamsoshigaya
Twitter:
https://twitter.com/srimangalam2
Instagram:
https://www.instagram.com/srimangalam_soshigaya

この記事を書いたのは……

ライター 土屋朋代さん

土屋 朋代

『地球の歩き方』や『ことりっぷ』などの旅行誌を中心に、紙・ウェブ問わずさまざまな媒体の企画や取材、編集、執筆を手がけるフリーランスのライター。インド仕込みのヨガインストラクターだったり、東京 下北沢にある場末酒場のバーテンダーだったりもします。近年のマイブームはサウナ巡り。徹夜で原稿を書き上げた足でサウナに入るとよくととのいます。

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絶品カレーを葉っぱの上で。名店「スリマンガラム」の逸品『バナナリーフミールス』【祖師ヶ谷大蔵】

撮影・文/土屋朋代

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