「運動するくらいなら、勉強する方がマシ」と、高校生の時に本気で思っていたくらい、体を動かすことに消極的な『オレンジページnet』編集長・原田直美です。
この連載は、私と、同い年の雑誌『オレンジページ』編集長・松田紀子さんとのゆるい往復書簡です。
第3回:アラフィフに必要な体メンテとは。本誌編集長・松田紀子
大変!フライパンが持ち上がりません
社会人になってずいぶん経ちますが、運動習慣が皆無です。これまでいくら勧められても誘われても始めず、夫がトレーニングウェアをプレゼントしてくれた時ですら、ランニングは2日で終わりました。「やせたい」と思っても、運動するよりはおやつを我慢する派です。
ところが、在宅勤務歴も2年を超えた昨年、気づいたのです。
いつのまにか、左手でフライパンを持てなくなっていることに…!
料理が山盛りのフライパンを左手で持ち上げ、右手の菜箸でお皿に盛ろうとすると、5秒くらいで左手が重みに負けて下がってしまうのです。アツアツが食べたいのに、出来たて料理をザッと急いでお皿に盛ることが出来なくなっている。なんということでしょう。
思えば、コロナ以前は毎日、パソコンやポーチや飲み物が入った何kgもあるバッグで歩き回っていたし、両手に大荷物もよくあることでした。自然に筋トレしていたのですね。
それが今では、重いものを持つのは2週間に1度、宅配水のボトルを家の中に運ぶ時くらいです。そんな生活を2年も続けていたら、腕の筋肉がすっかり無くなり、スカスカの細腕に。(二の腕は別)
「そうか。痩せたいとかじゃなくて、これからは普通に生きるために運動が必要なんだ…」というのが昨年の気づきです。前回の連載で、松田紀子さんが「パーソナルトレーナー代は医療費」と書いていたけれど、大体同じハナシ。
そこで、生まれて初めてジムへと足を踏み入れ、週1回細々と続けています。最近、インストラクター付きのスタジオデビューもしてみましたが、私よりも年上のお姉さんたちが大勢いて、ダンスやらヨガやら、かなりやりこんでいるキレキレの上級者だらけなのを見て、衝撃を受けました。新しい世界です。
北欧生まれの頼れるアイテム
もう1つ、体メンテナンスの一環として
睡眠計測も始めました。私はいわゆるショートスリーパーで、夜更かしをしがち。特に困っていることはないのですが、もしかして体にはよくないのかも。
そう思って、取り入れたのは『Oura Ring(オーラリング)』。これは北欧生まれのスマートリングで、自分の睡眠状態やコンディションがかなり正確に測れます。防水機能はもちろん、充電が長持ちするので1週間つけっぱなしで良いのが私にはちょうどいい。
リングはチタン製で軽く、約5gです
購入した月の睡眠時間は、1日平均4時間50分。睡眠効率は良くとも睡眠時間は自覚よりも短く、漠とした不安を感じました。毎朝起きてアプリを見ると、
いかにもダメっぽい赤い文字や「注意」という文字が出ていたりして。
毎日「注意」を見ることにより、深夜の葛藤「今から韓国ドラマを1本観るかどうか」問題に「NO」を出せるようになり、結果、半年で平均睡眠時間が30分伸びました。
可視化&注意って、有効ですね。
昨年は、フライパンが持てないうえに、かくれ寝不足状態でしたが、2023年はフライパンは持てるし睡眠も増え、やる気に満ちています!
オレンジページnetはこれからもっと面白くなるので楽しみにしていてください。
それにしても、ホットヨガを10年続けている紀ちゃんは本当にすごい。尊敬。
さて、もう2月になりました。もうすぐバレンタインですが、紀ちゃんにとってバレンタインはどんな日?
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