2022.10.31
※この記事は、美容皮膚科医の小柳衣吏子先生の監修のもと、作成したものです。
空気が乾燥して、肌のかさつきが気になるこの時期。
美肌を保つためには、ていねいなスキンケアはもちろん大切ですが、じつは〈腸活〉&〈菌活〉も効果的なんだとか!
ということで今日は、美容皮膚科医の小柳衣吏子先生が実践しているという〈腸活〉と生活習慣をご紹介します。
肌トラブルにお悩みのかた、美肌を目指したいかたは必見ですよ!
朝食は麦ごはんと納豆が定番という小柳先生。
「食物繊維を豊富に含んでいるのは、日本人の主食でもある穀類です。なかでも大麦は水溶性食物繊維の王様。最近はごはんを抜いたり控えたりする人もいるようですが、糖質オフダイエットを長期的に続けると便秘の原因に。腸と肌のコンディションが乱れる心配があります」
近年では「長期的な糖質オフダイエットは健康を損なう」という報告もあります。むしろ、ごはんに大麦や雑穀を混ぜて食物繊維を豊富にとることで、お通じがよくなり、腸内環境のバランスが整うので、ぜひ取り入れたい習慣。食物繊維はゆっくりと消化されるので、腹持ちがよく、食べすぎを予防することもできるのです。
◎ある日の小柳先生の朝食&夕食メニュー
〈朝食〉
・大麦入りごはん
・カイワレ菜の味噌汁
・納豆
・オクラとメカブの酢の物
・プレーンヨーグルト フルーツ添え
〈夕食〉
・大麦入りごはん
・ワカメと玉ねぎの味噌汁
・牛肉とシイタケの甘辛炒め
・白身魚の蒸し煮
・雑穀入りサラダ
・モロヘイヤのおひたし
・プレーンヨーグルト はちみつがけ
「腸内フローラのバランスを整えるには、いろんな食べ物をバランスよく食べる生活を毎日コツコツ続けることが大事です!」
教えてくれたのは……、
小柳 衣吏子先生
医療法人財団青輝会アオハルクリニック院長。順天堂大学医学部卒業。順天堂大学皮膚科学教室非常勤助教、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、日本抗加齢医学会評議員。治療コンセプトは「ウェル・エイジング(Well Aging)」。「見ための美しさにはカラダの中の健康が欠かせない」と訴え、単に加齢にあらがうのではなく、よりよく年を重ねることを信念としている。主な著書に『美の王道』など。
構成・文/大石久恵 写真提供/PIXTA
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