
2022.03.06
『オレンジページ』では、SDGs(持続可能な達成目標)につながるアクションを広めていきたい、と考えており、連載「じつはそれ、SDGs⁉ やってみる、やめてみる」の中で、「ふだんの生活の中で何げなくやっているけど、じつはSDGsにつながる行動」を紹介中。SDGsにつながる行動、って、くらしの中にいろいろあるものだ、と担当の私たちも気づかされることが多いです。
発売中の『オレンジページ』2022年3/17号では「シェアサービス」を取り上げ、オレンジページメンバーズのみなさんと専門家に意見を聞きました。
◆シェアサービスを利用したことがあるのは17%。伸びしろあり!
シェアサービスでは、不特定多数の人が物を共有し、それぞれ必要なときだけ活用します。みなさんのコメントで挙がったシェアサービスは、「カーシェア」「シェアサイクル」「シェア傘」といった物の共有だけでなく、「シェアハウス、民泊」「シェア農園、畑」など空間を共有する例がありました。近くでも利用できるサービスがありそうですね。
オレンジページメンバーズのアンケートでは、シェアサービスの利用経験がある人は17%。サービス自体が増えていたり、インターネット経由で利用をしやすくなっていることもあり、今後はさらに広がりそう。
シェアサービスについてのコメントから、一部をご紹介します。
・シェアハウスに入居したことがありますが、年齢や性別、仕事や人種も様々で、とても楽しい生活を送りました(望月さん)
・利用したことはないのですが、市で自転車や傘のレンタルサービスがあります(ユウケイママさん)
・マンションについている電動自転車をよくお借りしています(せきあきさん)
・今のところ、必要性を感じないので、未利用(小町さん)
◆大量生産&大量消費のスタイルを見直し、物を賢く使うことは、SDGsにつながります
SDGsセミナーの講師を務める冨田直子さんによると、「個人や企業が物を所有するのではなく、多くの人で共有することは、〈大量生産&大量消費〉を見直し、SDGsの目標〈つくる責任・つかう責任〉につながるので、積極的に活用して」とのこと。
シェアサービスでは、物の共有だけでなく、「空間」や「スキル」、といったものも対象になります。
例えば、空き家や空き部屋を活用した民泊、自分のスキルを活かして家事代行をしたり、何かを教えるのもあり。価格が安い、便利といった点以外にも、シェアサービスの利用をきっかけに人とのつながりが生まれたり、誰かの役に立てる喜びがあったりと、いろいろな利点があるそう。シェアサービスを通して今までと違う満足感や気づきを得られ、さらにSDGsにも貢献できたら、二重にうれしいですね。
私は、会社のある新橋から銀座のデパートまでシェアサイクルを借りて往復したことがあります。最短距離を通って早く用事を済ませられた、銀座を自転車で走る体験自体が新鮮でワクワクした、会社のすぐそばから乗り降りできた、など、いいことづくめ。街中には同じシェアサイクルの自転車に乗って移動する人を多く見かけ、勝手に連帯感もわき上がりました(笑)。
SDGsにもつながるシェアサービス、これからも注目です!
オレンジページでは、みなさんの声を参考に、テーマやイベントなどを企画しています。
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※オレンジページ調べ(22年12月) 対象:国内在住の男女
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