ガスコンロの奥にある、
排気口。
なかなかふだんそうじをしない場所ですが、
魚焼きグリルからの油煙や、ガスコンロで調理したときに飛んだ食品カスなどがつきやすいんです。
久しぶりにのぞくと、油汚れや焦げ、食品カスがごっそり!……なんてことも。

でも、狭くて奥まっているし、どうやってそうじしたらいいんだろう? そこで、自身の名を冠した洗剤もあり、汚れ落としのプロである茂木和哉さんに、そうじ方法を教えてもらいました。

おすすめされたのが、
無印良品の「隙間掃除シリーズ・へら 約1.5㎝×長さ18㎝」。プラスチックのへらなのですが、なんとこの商品、150!(税込み)
しかしこの
細長い形と適度な堅さで、狭い場所の汚れをこそげ落としたり、かき出すのに最強のアイテム。80円とは思えない活躍ぶりなのです。
これに加え、汚れをこすり落とす「
研磨スポンジ棒」、拭きそうじができる「
ペーパータオル棒」の3つの〈おそうじ棒〉を使えば排気口そうじは完璧! 詳しいやり方はこちら。下にある動画もぜひチェックしてみて。
〈用意するもの〉
・アルカリ電解水
・石けん水※
・油汚れ用アルカリ性洗剤
・プラスチックへら
・研磨スポンジ棒(下記参照)
・ペーパータオル棒(下記参照)
・紙コップ
・古歯ブラシ
・ペーパータオル
※50℃の湯に、はさみで細かく切った固形石けんを少量加え、全体を混ぜる。しばらくおいても、泡が消えない状態になればOK(消える場合は、石けんをさらに少量加え調整する)。

【1】
排気口のカバーをはずし、上で紹介した「
プラスチックへら」で側面のこびりついた油汚れや焦げをこそげ落とす。

下にたまった汚れをへらですくい取って、ペーパータオルで汚れを拭き取る。
【2】
紙コップにアルカリ電解水100mlと石けん水5mlを入れて混ぜ、〈ハイパー水石けん〉を作る。続いて、〈研磨スポンジ棒〉と〈ペーパータオル棒〉を作る。

研磨スポンジ棒は、幅2×6㎝に切った薄い研磨スポンジで割り箸の太い端をはさみ、輪ゴムで留める。

ペーパータオル棒は、フェルトタイプのペーパータオルを幅5㎝に切り、割り箸1本の先のほうに3~4㎝重ねて巻きつけ、輪ゴムで留める。2本分作る。

【3】
研磨スポンジ棒に【2】の〈ハイパー水石けん〉をつけ、側面の汚れをこする。

次にペーパータオル棒に〈ハイパー水石けん〉をつけ、側面の汚れをこする。別のペーパータオル棒に水をつけ、水拭きする。

【4】
排気口カバーはアルカリ性洗剤を吹きかけ、古歯ブラシでこすり、水で洗い流す。これでそうじは完了!
【動画で見たいかたはこちら!】
排気口は、1年に1回だけでも、ぜひそうじしておきたい場所。 年末の本格的に忙しくなる前に、試してみてくださいね。
教えてくれたのは……茂木和哉さん
業務用洗剤の販売会社や洗浄剤メーカーに勤務後、起業。自身で開発したオリジナル洗剤「茂木和哉」が大ヒット商品に。YouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」やインスタグラム(@motegikazuya)でも洗剤使いの達人としてそうじ術を公開し、人気を集めている。
茂木和哉さんの全80ものそうじワザを3号連続でご紹介! 「キッチンそうじ編」は11月2日(火)発売の
『オレンジページ 11/17号』に掲載しています。