ふわっとした食感のマシュマロ。まろやかなマヨネーズ。

突然ですが、
マシュマロとマヨネーズの共通点はなんでしょう?
答えは……どちらも卵から作られていること!
それぞれの特徴をみていきましょう。こどもの夏休みの自由研究ネタを探している方、読んで損はなし!ですよ。
まずはマシュマロ。
マシュマロに使われているのは卵白。もともとはさらっとした透明の液体ですが、泡立て器やハンドミキサーで
混ぜることで空気が含まれて泡立ち、ふわふわとした「メレンゲ」状に変化します。このとき卵白に加える砂糖は、甘みを出すことにくわえて卵白のたんぱく質をほどけにくくする働きをします。それによって泡が消えにくくなり、ピンと角が立つくらいの堅さになるというわけです。

そしてマヨネーズ。
マヨネーズに使われているのは卵黄。マヨネーズは卵黄に油と酢を加えて作りますが、本来、油と酢は混ざらずに分離してしまうもの。ところが
卵黄には「レシチン」という成分が含まれていて、酢にも油にもなじみやすい性質を持っているため分離せずしっかりと混ざります。卵黄がつなぎの役割を果たしているんです。


卵白と卵黄、それぞれの特徴がおわかりいただけたでしょうか?「マシュマロとマヨネーズはどちらも卵から作られている!」これはもうれっきとした研究になりますね。
よく見まわしてみれば、身近な食べものにも自由研究のヒントが隠されていますよ♪(『食べ物の「なぜ」を探ろう! キッチン実験室』より)