夏になると、気になるのがしたたりおちる汗。必要なものだとはわかっていても、気持ち悪かったり、ときには恥ずかしい思いをすることも・・・。
オレンジページ読者のアンケートをとったところ、気になるところの第一位は「わきの下」の汗。具体的な「お悩みあるある」のレスキュー技について、汗とにおいの専門医・五味常明先生にお教えいただきました。
わき汗のお悩みあるある(1)
「これから人に会うのに、わき汗が止まらない!」
待ち合わせ場所に行く道すがら、どんどんわきから汗があふれてきて、このまま会うのはちょっと……なんてこと、ありますよね。
そんなときは、「わきにペットボトル」で速攻冷却をすればいいんです。
じつは、体には、どこかを圧迫するとその部分からは汗が出にくくなるという特性があります。それを利用して、両わきにペットボトルをぎゅっとはさめば、わきの汗が手早く抑えられます。冷たいペットボトルなら、冷感効果で体温が下がるのでより効果的。
わき汗のお悩みあるある(2)
「わき汗が服にしみて恥ずかしい・・・!」
かいたわき汗で、洋服の色が変わってしまっている……気づいてしまった瞬間から着替えたくて、そわそわ落ち着かなくなっちゃいますね。
こんなことにならないためにも、そもそも「そでにゆとりのあるデザインの服」を選びましょう。通気性のよいトップスなら、風が通るので汗も乾きやすくしみを防ぐことができます。速乾性のある機能性繊維を使用したトップスを利用するのも手。
わき汗のお悩みあるある(3)
「洗濯しても、わきだけ汗のにおいが落ちない!」
わき汗がしみた洋服、洗濯してすっきり!と思ったら、乾かしてもにおいがぷ~ん。
気に入っていたのに着る気がしない~(涙)、なんてときは、洗濯前にわき部分に衣類用液体洗剤を直接塗布し、その後すぐに洗濯を。
洋服についたにおい成分をピンポイントで分解できるうえ、次に着たときの雑菌の繁殖の抑制にもなります。
お手軽レスキュー技で、この夏はわきの「滝汗」のお悩みから解放されちゃいましょう!
監修/五味常明 イラスト/いいあい 文/編集部・吉川