
2018.07.12
便秘は多くの人が経験する身近な不調。なんとなく放置しがちですが、実は放置すると「寿命が短くなる」という驚きの事実が!
これは米国・メイヨー大学の研究報告によるもので、便秘がある人は、便秘がない人と比べて15年後の生存率が低い(約3/4)という結果が出たのです。
1日200人の患者が世界中から殺到している胃腸の名医・江田クリニック理事長の江田証先生によると、「便秘や腸の老化などで腸内環境のバランスが崩れて、善玉菌に対して悪玉菌の割合が増えると、腸は「アリアケ菌」という〈毒〉を出すようになります。アリアケ菌が作り出す2次胆汁酸は大腸がんや肝がんの原因となり、寿命を縮めることにつながる場合もあります」。
「たかが便秘」と考えがちですが、寿命を左右する不調だったとは…!
また、腸の健康は「免疫力」「ダイエット」「見た目の若々しさ」「幸せホルモンの分泌」「認知症リスク」とも深く関係していることが明らかに。
江田先生によると、「便秘は放置せず、早めのケアが大切です。ぜひ、腸を健康にする「腸活」に取り組んでください。腸活のポイントは、腸内環境を整える〈食事〉、便を出口へ導く〈運動&マッサージ〉、排便リズムを整える〈自律神経〉〈生活習慣〉などです」。
腸内環境を整えるおすすめ食品ベスト4
腸のねじれを直す「腸ひねり」
便を出口へ導く「腸おそうじマッサージ」
自律神経を整えて便通を改善する「マイルドスクワット」
今すぐ「腸活」で早死にを予防し、健康寿命を延ばしましょう!
イラスト/赤池佳江子 撮影/田辺エリ 文/編集部・今田
(『おとなの健康vol.8』/オレンジページ刊)より
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