旬の菜の花のポテンシャルをさらに引き出す昆布じめ。一見シンプルですが、昆布のうまみと風味が菜の花にじんわりと染み込み、上品で味わい深く仕上がります。
そのままでももちろん、刻んでご飯に混ぜると、一口ごとに心にしみるおいしさ。今の季節にぜひ味わいたい一皿です。
『菜の花の昆布じめ』のレシピ
材料(2人分)
菜の花……1束(約200g)
昆布(20×10cm)……2枚
白いりごま……適宜
塩
作り方
(1)昆布は、水でぬらして堅く絞ったふきんで拭く。鍋に水2リットルと塩小さじ1を入れて中火にかけ、沸騰したら菜の花を根元から入れ、40秒ほどしたら穂先まで沈める。さらに50秒ほどゆで、冷水にとって水けをしっかりと絞る。
(2)ゆでた菜の花を昆布2枚ではさみ、大きく切ったラップでぎゅっと包むように巻き、冷蔵庫で8時間ほど置く※。昆布をはずし、菜の花を食べやすく切って器に盛り、白ごまをふる。
※冷蔵庫で2日間保存可能。
1日おいた昆布じめは混ぜご飯にしても

昆布じめは、1日くらいおくとより昆布の風味が菜の花にうつります。刻んでご飯に混ぜて食べるのもおすすめです。
残った昆布は、だしをとったり煮物に活用したりと、無駄なく使い切れます。少し塩をきかせてゆでることで、菜の花のほろ苦さと甘みが引き立ち、上品な仕上がりに。シンプルな調理法ながら、そのおいしさにきっと驚きますよ。