新しい年のはじまり、おせち料理を囲む瞬間ってわくわくしますよね。
でも、いざ準備してみたものの、「どうやって盛りつけたらいいの……?」と悩む方も多いはず。
そんなときは、ここで紹介する盛りつけをぜひ参考にしてみて。手順にそって盛りつければ、簡単なのに美しく、自信を持って食卓に出せるおせち料理が完成します!
STEP1:配置を決める

まずはどこに何を詰めるか、重箱の仕切り方を決めましょう。一の重、二の重は、それぞれ5つ、3つのスペースに仕切っています。
一の重

➀かまぼこ
②伊達巻き
③黒豆
④田作り
⑤栗きんとん
二の重

➀紅白なます
②ぶりの照り焼き
③えびの塩焼き
三の重

➀煮しめ
美しく見せるコツ!
■直線的に仕切る。
■色合いや形が近いものは隣り合わないようにする。
STEP2:詰める
ボリュームのあるメインとなるものから順に詰めていくとうまくいきます。汁けがあるものは器に入れたり、下に葉らんを敷いたりして。
一の重の詰め方

かまぼこ、伊達巻きは上げ底をしてから詰めます。中央に黒豆の器を置き、田作り、栗きんとんのスペースにはそれぞれ葉らんを敷き込んで。
二の重の詰め方

紅白なますはゆずがま※に入れて中央に配置。ぶりの照り焼きのスペースには斜めに葉らんを敷き込み、葉先をアクセントに。えびには南天の葉を添え、彩りを加えます。
※ゆずは上部を重箱の高さより5㎜ほど低くなるように切り落とし、果肉と薄皮をスプーンなどでくりぬく。ぐらつく場合は、底面を薄くそぐ。
三の重の詰め方

お重全体に、具材がバランスよく散るように煮しめを詰めます。にんじんは飾り切りにすると見栄えがさらにアップ。さやいんげんを葉に見立てて飾ります。
美しく見せるコツ!
■お重の深さに合わせて上げ底をし、料理の高さをそろえると整った印象になる。
■器を使う場合は、最初に置いてスペースを確保する。
飾りを上手に使って
葉らん
葉の真ん中を四角く切ったり、必要な大きさに合わせてカットして使います。葉先が大きいときは、葉の形にそってひとまわり小さく切って。
南天の葉
緑色が不足しがちなおせちの彩りとして重宝します。赤い実も添えるとより華やかに。
「詰めない」お重の使い方

重箱が大きかったり、おせちの品数が少なかったりするときは、「詰めない」というのもひとつの手。重箱を大皿として使い、あえてすきまをあけて盛りつけます。小さな器やかごを活用するのがおすすめ。
お皿への盛り付け方もチェック!
家にお重がない場合でも、お皿を使っておしゃれにおせちを盛り付けることができますよ。
以下の記事では、手作りのおせちはもちろん、買ってきたものを並べるだけでも様になる、失敗しないコツをご紹介します!