旬を迎え、甘みとみずみずしさがぐっと増してきた白菜。
鍋で活躍する日も多いのではないでしょうか。
白菜の鍋といえば、豚肉といっしょに楽しむ
ミルフィーユ鍋が大人気!
こちらは、
料理家・飛田和緒さんのミルフィーユ鍋。
一見ふつうのミルフィーユ鍋に見えますが……じつは、作り方が
斬新すぎて驚きなのです。
なんと、
1株まるごとの白菜を、
真ん中だけを切り取ってそのまま鍋に!(まるで「
切り株」のよう!)
白菜の葉と葉の間に、ぎゅぎゅっと豚肉を詰めたら、あとは、酒と塩、たっぷりのごま油を回しかけて煮るだけ。
豚肉のうまみがからんだ、くったくたの白菜がたまりません~。白菜を1株買ったら、まずはこのミルフィーユ鍋を試してほしい!
動画と合わせて、ぜひお楽しみください♪
『切り株白菜のミルフィーユ鍋』のレシピ
材料(2~3人分)
白菜の輪切り(幅7~8cm)……1切れ(800~900ɡ)※
豚バラ薄切り肉(しゃぶしゃぶ用)……200ɡ
しょうがのせん切り……4かけ分(約40ɡ)
万能ねぎの小口切り……2~3本分
〈たれ〉
白すりごま……大さじ2
酢……大さじ4
しょうゆ……大さじ2
好みでかんきつ(すだち、レモンなど)……適宜
酒
塩
ごま油
※葉がバラバラにならないよう、大きめのボールまたは白菜のサイズと合う鍋に輪切り白菜をそのまま入れて水を張って洗い(気になるときは水を数回替えて)、水けをきる。
作り方
(1)鍋に白菜を入れ、豚肉を詰める豚肉は長さ4~5cmに切る。口径24cmくらいの鍋に、白菜を断面を上下にして詰める。葉と葉の間を広げてすきまを作り、豚肉をバランスよく詰める。
(2)酒、塩、ごま油を加え、蒸し煮にする酒60mlを回しかけて塩小さじ1をふり、ごま油60mlを回しかける。しょうがを全体に散らしてふたをし、強火にかける。ふつふつとしたら弱めの中火にし、20~30分煮る。
(3)万能ねぎを散らし、仕上げる白菜がくたっとしたら万能ねぎを散らす。たれの材料を混ぜて添え、好みでかんきつを絞っていただく。
食べるときは、
ごま酢じょうゆのたれでさっぱりと。好みのかんきつで、酸味を重ねてもまた美味です。
ちなみに、1/4株にカットされた白菜で作るときは、鍋の深さに合わせて白菜を切り、立てるようにしながら鍋に詰めて。このとき、中心から外側に向かって、葉→しんの順に並べるようにすると安定します。豚肉を詰める作業以降は、上記のレシピと同様に。
この冬、くり返し作りたくなるおいしさですよ!