やっとおでかけが楽しい季節になりましたね。そこで3時間くらいでまわれる、まったく段差ナシの、超ラクチンな東京の歴史おさんぽコースをご紹介します~!
東京はオリンピックを境にバリアフリー化が進み、ルートを工夫すると、なんと段差ゼロ、つまり階段を一切昇らずに街歩きが楽しめるのです! たとえばちょっと足腰が弱くなってきたかな~、という実家の両親だったり、ベビーカーをつかう小さなお子さんがいらっしゃる方も、家族いっしょに歴史ポイントを段差ゼロで歩くことができますよ~!
たとえば日本橋。地下鉄の三越前から出発すると、徳川家康が決めた町割りや、江戸時代の時間を伝えた鐘のあった場所、薬屋さんの発祥の地や将軍が立ち寄った神社などを、段差ゼロで回れます。
江戸城、つまり今の皇居東御苑。大きな石垣に目をうばわれたり、広大な大奥の跡地を眺めたり。あの浅野内匠頭が刃傷沙汰を起こした松の廊下跡も! 天守台でのんびりくつろぐのも一興です~。
そして日本の駅の中心、東京駅周辺にも、駅舎を支えた松杭や、日本の鉄道の父「井上勝像」、 原首相の暗殺現場や八重洲口の名前の由来となったオランダ人航海士ヤン・ヨーステンの像などもあるのです。
そのほか、築地や上野、浅草、深川、両国、新宿など、東京のメジャーな街にも、たくさんの史跡が息づいているんです。 編集も全部のコースを歩いてみました~! 杖をついて麦藁帽をかぶった8月のアツい日。気分は芭蕉翁。知らない史跡がたくさんあり、しかも王子など、街中にミニケーブルカーがあったりと、驚きと発見と感動のプチ旅行。お金もかけずに楽しめますよ~!!
東京に住んでいる人も、東京見物にいらした方も、ぜひのんびりゆったり、意外な東京の町の顔を発見してみてくださいね~!
(書籍『
段差ゼロの東京歴史さんぽ』より)
江戸歩き案内人。講師も。東京から日本全国まで、フィールドワークで史跡をたずね、書籍やメディアで紹介。街歩きイベント主催や講師も。本の刊行を記念したおさんぽイベントも。詳細は「
散策はエンタテイメントだ!」をチェックしてくださいね。黒田さんの記事は「
歩いて、探して、歴史を発掘する黒田涼」から。
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