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ツレヅレハナコさんと「理想の丸バット」作りました!

「ふたつきアルミ丸バット」の製造メーカー、藤田金属のこと

2024.11.27

食器として、調理器具として、保存容器として金型から製造した、完全オリジナルの「ふたつきアルミ丸バット」。
つい手にとってしまう扱いやすさと、食器として食卓に並べられるデザインにしたい、ということで文筆家・料理研究家のツレヅレハナコさんの頭の中のイメージを形にしてくれたのが、大阪の町工場・藤田金属です。

ものづくりの地・大阪府八尾市で、1951年に創業。時代の変化に合わせた事業改革に取り組みながら、いまの4代目社長になってから、外観もスタイリッシュにリノベーション。工場に直営店とショールームを併設させて「フライパンビレッジ」という屋号に。 看板代わりの大きな白いフライパンが、工場街のなかでひときわ目を引きます。

工場の2階にある直営ショップには、自社製品がずらり。店内には、動画配信などを行うキッチンスタジオも装備されており、大きな窓からは、1階の工場を見渡すことができます(工場の様子はこちら)。この「ふたつきアルミ丸バット」のほか、同じくツレヅレハナコさんとオレンジページで開発した、2サイズの「理想の揚げ鍋」もきれいに陳列されていて感激です~。

ほかにも、2021年に、世界3大デザイン賞といわれるドイツの「レッド・ドット・デザイン賞」と「iFデザイン賞」をダブル受賞し、欧米からの注文も多いというフライパン「ジュウ」(オレンジページ shopでも販売中!)や、大手スポーツ用品メーカーのミズノとコラボし、検品ではじかれた野球バットをハンドルに再利用した「スイングパン」(写真下)、現代女性の鉄分不足に着目して開発した「今日を元気にするお味噌汁パン」など、大ヒット商品がいっぱい。

新発想のコラボ商品を次々と発売し、快進撃を続ける藤田金属ですが、過去には倒産の危機に瀕したこともあったそう。しかし、金型製造から製造・販売・プロモーションまでを一貫して手がけるという強みを武器に、一丸となって事業改革に取り組んだことで、見事な復活を遂げたのです。

そんな家族経営の町工場にとどまらない功績を称えられ授与された旭日単光章ほか、国や府、市からの数々の表彰状や、このショップを訪れた著名人たちのサインが飾られているコーナーもありましたよ。

そしてなんと今年、東京にも直営店ができたのです! 場所は、JR秋葉原駅〜御徒町駅間の高架下の、「ものづくり」をテーマとした商業施設「2k540 AKI-OKA ARTISAN」内。

東京店は、白を基調とした装飾のないすっきりとした店内。白い壁には、藤田金属のプロモーション動画が投影されていましたよ。
日本のものづくりに興味がある外国人観光客がとても多いとか。語学堪能なスタッフのおかげで、売上も上々だそう。

2k540の東京店にも、「ふたつきアルミ丸バット」と「理想の揚げ鍋」を扱ってもらっているので、気になるかたはぜひチェックしてみてください。

藤田社長(写真下)に今後のお話を伺うと、次なる目標は、海外展開なんだそう。「会社を大きくするのではなく、今の少数精鋭体制でどこまで行けるのか挑戦したい」とのこと。 

すでにパリやドイツなど海外の見本市に積極的に参加していて、各国からの注文も増えているとのこと。そしてなんと近々、韓国出店の計画もあるとか。ツレヅレハナコ×オレンジページの商品も世界に連れて行ってくださいー!
大阪の町工場から世界にチャレンジし続ける藤田金属に、目が離せません。今後のさらなる躍進に、ぜひご注目ください!
profile

ツレヅレハナコさん
旅と酒をこよなく愛する文筆家・料理研究家。雑誌や書籍、WEB、料理講座などで活躍中。週2~3度は家で揚げものを作るほどの揚げもの好きで、初心者でも失敗しない揚げ方に定評がある。著書に『ツレヅレハナコの揚げもの天国』(PHP研究所)、料理レシピ本大賞のママ賞を受賞した『女ひとりの夜つまみ』(幻冬舎)など。近著は『ハナコの書き留めた「味コピ」! おいしいトコだけ世界一周食べ歩き 世界の現地ごはん帖』(光文社)。

文/通販担当ヒラオ

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