今年の3月下旬、「理想の揚げ鍋」ミニサイズを製造してもらう藤田金属の工場に、ハナコさんと見学に行ってまいりました。その様子を前編、後編に分けてご紹介します!大阪府八尾市にある工場へ伺うのは、昨年6月に発売した「理想の揚げ鍋」第一弾の、「ふたつき鉄製揚げ鍋・18cm」に続いて2度目。今回もハナコさんと最寄りのJR大和路線「志紀駅」に降り立ちました。工場に到着! 付近の工場の中でも目を引く、おしゃれな外観です。最近では、海外からの観光客も訪れるそう。工場内へおじゃますると、広いスペースに大きな機械がたくさん。まずは、鍋の鉄板を本体のサイズにカットする工程から見学させてもらいました。口径13cmの鍋なので、鉄板も小さい!職人さんが機械にセット。ユニフォームもおしゃれなのです。鍋本体の成形は、回転が速すぎて姿を見失いそう……。この工程は、ほんの数秒で終わってしまいました。金型があってこそのスピードです。成型される直前の円状の鉄板。鍋の形になりました! こうやって、1点ずつ手作業で作られていきます。鍋本体の縁には、油はねを防ぐカーブをつけるのですが、これは大きなプレス機で、がちゃんとひと押し!鍋の縁にカーブがつきました。注ぎ口は、足元を踏む作業で開けられます。これも、つける位置を確認しながら1点ずつ行われています。注ぎ口が付きました!こちらは、鍋のふたを作る工程。鍋のふたが成型されました。理想の揚げ鍋の成型には、たくさんの作業工程があります。藤田盛一郎社長や職人さんにお話を伺いつつ、各工程を見せてもらいながら広い工場内をまわっていると、いつの間にかかなりの移動距離に(笑)。理想のミニ揚げ鍋がどんどん形になっていく♪ どの作業工程を拝見するのも楽しく、時間があっという間に過ぎていきます。次回の開発ストーリー【後編】もお楽しみに!(つづく)
profileツレヅレハナコさん旅と酒をこよなく愛する文筆家・料理研究家。雑誌や書籍、WEB、料理講座などで活躍中。週に2~3度は家で揚げものをするほどの揚げものLOVERで、初心者でも失敗しない揚げ方に定評がある。著書に『ツレヅレハナコの揚げもの天国』(PHP研究所)、『まいにち酒ごはん日記』(幻冬舎)など。