通販担当のSgです。ミニサイズの「理想の揚げ鍋」、誕生までの道のりをご紹介しています。藤田金属に、要望から鍋の設計図をおこしてもらい、模型を作って細かい部分のイメージをすり合わせて……。2022年の師走、ついにファーストサンプルがあがってきました!パッと見たところ、揚げ鍋感はなく、ミルクパンのよう。これが揚げ鍋なんて、おしゃれすぎる~! やはり、リアルな鉄製サンプルの説得力はすごいです!!通販担当ヒラオと、立体模型と比較しつつ、気持ちが高揚していました。すぐさまハナコさんにも見てもらい、さまざまな角度から形状をチェック。取っ手を持つハナコさん。これでどうでしょうか……!? ふたの片側のみについた持ち手は、指2本でスッと開けられます。口径は13cmと、かなり小さいのですが、高さが9cmあるぶん、想像よりも容量があり、食材が入れやすそうです。油はねを防ぐ、鍋の縁の内側への曲線もイメージ通りで問題なし。ハナコさんからもOKいただきました(手違いでサンプルの注ぎ口はひとつですが、完成品は両側につきます)。第一弾の口径18cmと比較しても、サイズ、形状に違いが出せて、大満足。そして、この〈ミニサイズ〉にも、第一弾同様、表面に黒の耐熱シリコン加工をすることに。とてもスタイリッシュな仕上がりがイメージできます。ここで、ハナコさんから「持ち手を木で覆うと、さらにオリジナリティが出るかも」との新提案が! 鉄製のハードな印象に温かみが出て、これはアピールポイントになりそうです。持ちやすくもなりますし、このほうがおしゃれですが、発売予定まであと半年……! 急ぎ藤田金属に相談せねばです。次回の開発ストーリーもお楽しみに!(つづく)
profileツレヅレハナコさん旅と酒をこよなく愛する文筆家・料理研究家。雑誌や書籍、WEB、料理講座などで活躍中。週に2~3度は家で揚げものをするほどの揚げものLOVERで、初心者でも失敗しない揚げ方に定評がある。著書に『ツレヅレハナコの揚げもの天国』(PHP研究所)、『まいにち酒ごはん日記』(幻冬舎)など。