
やっつけ!【カリン/マルメロ】

「ふぅ〜」よかった、よかった。
今年は不作で、収穫は10個足らず。
ただ、例年より大きく小さいもので500g以上。
何年もの間、別の果樹木を植えようかと
悩んでいたけれど、情が湧いてしまい抜かず仕舞い。
例年は、こんな感じです。実の重さで枝が折れてしまうほど。
カチカチの実は、包丁を入れるのも容易ならず、
一仕事終えると、手の平から首筋、肩、背中も
実同様にカッチカチ。去年は豊作で3日間、休みを入れて
また3日といった具合でした。(1つとて捨てられない)綺麗に洗い、ヘタを取り除いたら、栄養価の高い種も
一緒に専用鍋に入れて蒸す。
鍋の下段には水を入れ、上段に果樹、中段に
ジュースが溜まるという仕組み。
ドイツでは、カリンとマルメロ、どちらもQuitte(n)
クヴィッテ(ン)と発音する。
カリンは洋梨、マルメロはリンゴに近い球形を
していることから、
Die Apfelquitte リンゴクヴィッテ(ン)
Die Birnenquitte 洋梨クヴィッテ(ン)に分けられるが、
それにも気づかぬ人が多いとガーデナー。
生で食べられず、手間暇がかかるため、
ドイツで最も好まれぬ果物の木『Quitten』
果汁はジュレに。そして実はQuittenbrotにする。
日本でいう果物ゼリーのようなもの。これまた面倒な裏漉し作業。
ここで残った裏漉し果実は冷凍にして、肉やサラダの
ソースに加えたり、煮込み料理のトロミ代用。裏漉しした後、砂糖を加えたらオーブンに入れ
低温でジックリ水分を飛ばし、サイコロ状にカット。
グラニュー糖をまぶしたら出来上がり❗️瓶詰めにして友人達へプレゼント。
シロップは咳止めにも。⭕️これは義父用の焼酎漬け。
「数ヶ月寝かせてから飲んでね」と伝えても、
アッという間に空にしてしまうから困りもの。?
そんな義父も年が明けたら90歳。
「酒を控えるくらいなら、死んだ方がマシだょ」
わからんでも無いが、未だ未だ元気でいてくださいょー‼️