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編集部

手前味噌の味噌開き

年が明けてもうすぐひと月が経とうとしています。
年末は、大掃除を始めとした新年を迎える準備で嫌というほど忙しなく動いていたのに、いざ新年を迎えるとその反動なのか、一気にエネルギー切れに陥ってダラダラと過ごしてきてしまいました。
そろそろ、気持ちも体もしっかり起こして暮らしを回していかなければ。ということで、暦も大寒、手前味噌の寒仕込みの時期ですが、まずは昨年の3月に娘と一緒に仕込んだお味噌の味噌開きをしました。


昨年娘と仕込んだ手前味噌

2024年3月6日に仕込んだお味噌。10ヵ月ほど経過したので、いざ味噌開き。
大量に仕込んでいるわけではないので、天地返しはせず10ヵ月間触らずそのまま。冷暗所でゆっくり静かに眠っていてもらいました。
麻紐を解いていざ開封。甕の蓋を外してみると、お味噌の良い香りが広がってきました。カビも発生していないようで一安心。そっとラップを外して、重石をどかしてみると、少量ですが味噌たまりが出来ていました。

お味噌の旨みが濃縮された、お醤油のような味噌たまり。味噌づくりのご褒美とも言える貴重な副産物なので丁寧に小瓶に取り分けておきます。お刺身を食べるときに使ったり、お料理に使ったりと大事に頂きます。

カビを防ぐために封に使っていた酒粕も、お味噌のエキスがしみ込んで濃い色に。
こちらも、丁寧に取り分けておきます。この酒粕は冷蔵保存して、お肉やお魚を漬けたり、お味噌汁に加えて粕汁風にしたりと普通の酒粕と同じように料理に使っています。

酒粕を取り除くと中から熟成されたお味噌が。

濃くて良い色、そして良い香りです。
向こう一週間分くらいを容器に移して、残りは袋に詰めて冷凍保存します。冷凍するとお味噌の風味そのままにゆっくり楽しむことができます。



今年も来年の為に手前味噌
味噌開きをして空いた甕を使って、そろそろ来年用のお味噌を仕込みます。
出来上がりまで時間のかかる味噌づくりですが、自分たちで作ったお味噌は格別。手作りだからこそ味わえる大豆や麹の食感、香りはとても貴重で毎年の楽しみになりました。
手前味噌づくりは、また次回お伝えしたいと思います。

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