竹炭を使う循環する暮らし

竹を人為的に炭化したもの、それが「竹炭」です。

消臭・調湿などの効果があるという事はよく知られていますが、その他にも浄水や炊飯にも使えるという事で、我が家では多方面で活躍してもらっています。今回は、役目を果たした後も、ゴミにならない循環する資源「竹炭」の使い方をご紹介します。

使用前の準備は簡単。流水で洗って、３分ほど煮沸するだけ。使用中は、１週間を目安に洗って天日干し、時折煮沸消毒をすればOKです。

浄水＆ミネラルウォーター

水道水に竹炭を半日ほど浸けておくことで、不純物を取り除いてくれます。また、竹炭にはカリウムやマグネシウムなどのミネラル分を豊富に含まれている為、口当たりまろやかなミネラルウォーターも作ることが出来ます。目安は１リットルに５０g

ミネラルは体の調子を整えてくれる役割を持つ栄養素ですが、体内で作ることが出来ないので不足しがち。竹炭のミネラルウォーターは、ミネラル補給に一役買ってくれそうでありがたいです。
浄水は約４か月、ミネラルウォーターは約２週間　効果が持続

一緒に炊いてふっくらご飯

竹炭の持つ、ミネラルと遠赤外線効果により、お米の芯までしっかりと熱が伝わって、いつものご飯がふっくら美味しく炊きあがります。保温中もツヤが保たれているような、、、。

脱臭・消臭効果

浄水や炊飯で、竹炭の効果が感じられなくなったら、臭いの気になる場所へ。冷蔵庫の中や、洗面所など。調湿効果もあるので、靴の中に入れておくのもオススメです。我が家は、お気に入りの容器に入れて洗面所に。脱臭・消臭効果は、約半年、調湿は半永久的と言われています。

最後は土へ

十分に役目を果たしてくれた竹炭。実は優れた土壌改善効果も持っています。そうです、最後は細かく砕いて土へ。保水性や通気性を上げ、ミネラル肥料としての効果、PH値も整えてくれます。

まずは少量で試してみては

ZERO WASTE LIVING　国産竹炭
大袋で販売されていることが多い竹炭。一度試してみようという場合には、少量のものもあるので、そちらを使ってみてはいかがでしょうか。竹炭は、産地や大きさが様々あるので、使いやすいものを探してみてください。

＊竹炭で整う暮らし＊
浄水、炊飯、脱臭、消臭、そして土壌改善。湯船に入れることで体を芯から温めてもくれます。繰り返し使うことが出来る竹炭。約半年の間、暮らしの中で活躍して、最後は土に還ってゴミにならない。竹炭はとても実用的で魅力あふれる資源です。竹炭を使うことで、昔からある「暮らしの知恵」を改めて勉強していくきっかけにもなるのではないかと思います。ぜひ一度、暮らしの中に竹炭を取り入れてみてはいかがでしょうか。