折り返しの年齢に差し掛かり、老いについて考えてみた
初老(不本意だけど当てはまる年齢になっている)に差し掛かり、
友人知人との話題にも、親の介護問題が頻繁に上がるようになってきました。
介護とまではいかなくとも、運転能力が著しく低下してきている、とか、
入院通院の付き添いが出てきて、私生活との調整が悩ましい、とか。

「手続き、お金、相談相手は? 親の介護が始まる、その前に」
と題して、介護に纏わる詳しい情報が紹介されていました。
出来ることが出来なくなったり、出来にくくなったり。
本当なら自分でやりたい。でもできない。歯痒さは当人にしかわからないこと。
私が通う韓国語教室の先生(韓国の方)も、今まさに認知症のお母さまが母国にいらっしゃり、
1ヶ月毎に、通院やヘルパーさんの手続きなどで帰省される生活を送っています。
離れていても薬のチェックなど事細かにされている先生は、お手製のノートに処方されている薬の効能、飲み方などを記していて、感心すると同時に遠距離介護の大変さを身をもって教えてくださいます。
「치매で性格が攻撃的になっちゃったのよね」
「치매」とは認知症のこと。お母さまの穏やかな性格は晩年激しさが顔を出すようになり、それによりヘルパーさんが辟易して、今回4人目のヘルパー交代となったのだそう。
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先日、いつもの産直に買い物に行ってきました。
私の会計の際、レジがなぜかフリーズしてしまい、開店直後の一番活気ある時間帯に稼働しないレジに並んでいた人々は一時騒然とした雰囲気に。

どうにかしてレジを復旧させようと、数人の店員さんがああでもないこうでもないとレジをいじり、会計ができない私はその場で気まずいながらも待ちぼうけ。誰も悪くないのでどうしようもないのですが、私の後ろに並んでいたおじいちゃんが、
「こっちの会計を先にして! はやく! はやく!」
と大声で叫ぶのです・・・😢

その時は「・・・無理言わないでー」と内心思っていた私ですが、
無事会計を済ませ、家路に向かう車の中で色々なことを考えました。
待たされることが我慢できなかったおじいちゃん。あのおじいちゃんが認知症なのかどうかは分かりませんが、自分の思うとおりにならなかった出来事に声を荒げていたこと、そしてその時の店員さんの応対。(おじいちゃんの声には返事をしていなかった。)
店員さんが一声かけたら変わったのか、それとも私が何か言うべきだった?
看護師である娘が前に言った言葉が時々思い出されます。
「お母さんはどんなおばあちゃんになるんだろうねぇ」
いつも先のことを考えすぎてしまう私ですが、
自分のこれからについて考えておくのに早すぎることはないのかもしれない。
実際動くのはまだにしても、こういう内容を相談するところがあるのだと知っておくことは
とても心強いし、大切だと思います。
誰にも平等にやってくる「老い」について計画的に動いていこうと思います。








