柚木麻子も大絶賛!小林カツ代直伝の『おついたちのお赤飯』縁起もの、蒸し器で失敗なし
オレンジページnetで昭和の料理研究家・小林カツ代さんを語る食エッセイが人気連載中の、作家・柚木麻子さんが、料理家・本田明子さんのアトリエを突撃訪問! お赤飯のレシピを教わりました。

毎月1日の「おついたち」になると、お赤飯を炊くという料理家の本田明子さん。
じつはこれ、師匠である小林カツ代さんの故郷・大阪の商家に古くから伝わる風習なのだそう。「今月もひと月まめに働けますように」と縁起を担ぐためのもので、カツ代さんのお姉さんのご家庭でも、今なおずっと大切に続けられています。
今回は、そんなカツ代さんの実家の習慣を受け継ぐ本田さんに、ハレの日はもちろん、日常の「おついたち」にも作りたい本格『お赤飯』のレシピを教わりました。「蒸し器を使うのは大変そう……」と思うかもしれませんが、じつは蒸し器のほうがべちゃっとせず、シンプルで失敗しないとのこと。
一粒一粒がピカピカ輝く、最高のお赤飯作りにさっそく挑戦してみましょう!
『お赤飯』のレシピ

材料(4人分)
もち米……2合(360ml)
ささげ(または小豆)……30g
好みで黒いりごま……適宜
好みで塩(粒が粗めのもの)……適宜
作り方

(1)もち米は洗ってボールに入れ、かぶるくらいの水を加えて3時間おく。
※朝炊く場合は冷蔵庫で一晩浸水させる。時間がない場合は1時間でもOKです。

(2)ささげは洗って小鍋に入れ、たっぷりの水を加えて強火にかける。沸騰したら3~5分ほどゆで、ざるに上げてゆで汁をきる。
※豆をたくさん入れたい場合は、2度ゆでこぼすとすっきりとした仕上がりになります。

(3)鍋に(2)のささげを入れ、水4カップを加えて強めの中火にかける。沸騰したら中火にし、30分ほどゆでる。ささげを1粒食べてみて、少し堅い程度まで火が通ったら、火を止める。

(4)ささげは大きめの計量カップなどに重ねたざるに上げて水けをきる(ゆで汁は捨てない)。ゆで汁のうち、1/2カップをとっておき、残りはもち米の色づけ用に別の容器に入れてさます。

(5)(1)のもち米はざるに上げて水けをきり、(4)の色づけ用ゆで汁に浸し、1時間以上おく。米が薄い赤色に染まったら、ざるに上げて水けをきる。

(6)口径約18cmの蒸し器をさっと水でぬらし、(5)を広げ入れてドーナツ状に中央を少しあける。水を入れた鍋に重ね、ふたをして強めの中火にかける。蒸気が上がってから15~20分蒸したら、火を止める。
※中央をあけると蒸気が抜けやすくなり、早くむらなく蒸し上がる。木製のせいろで蒸す場合は、せいろをしっかりぬらし、水でぬらした蒸し布を固く絞って敷く。ステンレス製でも底の穴が大きい場合は、木製と同様に蒸し布を敷いて蒸す。


(7)ボールに(6)を取り出し、(4)のささげを水けをきって加え、とっておいたゆで汁1/2カップを回しかけて、全体をさっくりと混ぜる。もち米がゆで汁を吸ったら再びぬらした蒸し器に入れ、中央を少しあけて10~15分蒸す。ひと口食べて、ほどよい堅さに蒸し上がったら火を止める。すぐに器に盛り、ごまと塩をふる。

ふっくらもっちりと蒸し上がったお赤飯は、一粒一粒がほろほろとほどける極上の味わい。さらに、このお赤飯のポテンシャルを何倍にも引き出してくれるのが、本田さんの提案する「最強の赤飯献立」です。

本田さんいわく、お赤飯は「天ぷら」や「高野豆腐の煮もの」「ごまあえ」と相性が抜群なのだそう! 『オレンジページ7/2号』(6/17発売号)では、これらのおかずレシピを詳しく掲載しています。
卵を使わず豆乳のころもで外はカリッ、中はモチッと仕上げる「えびと夏野菜の天ぷら」や、煮立った煮汁を一気に吸い込ませてから冷蔵庫でキンキンに冷やす「高野豆腐といんげんのだし煮」など、カツ代流の知恵と本田さんらしいアイディアが詰まったメニューがいっぱいです。
ぜひ本誌のレシピもチェックして、このお赤飯献立を味わってみてくださいね。
料理研究家。1982年に小林カツ代さんに弟子入りし、25年間助手を務めながら、小林カツ代キッチンスタジオのレシピ制作の責任者として200冊以上の著書に携わる。2007年に独立し、本田明子キッチンスタジオを設立。雑誌やテレビでレシピを提供するほか、子どもからシニアまで幅広い世代に喜ばれる料理を考えている。明るいキャラクターと明快でわかりやすいレシピ解説が人気。
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料理/本田明子 撮影/邑口京一郎 スタイリング/久保百合子 文/編集部たなか







