【60分で終わるキッチン大掃除】レンジフードとガス台/ダスキン監修タイムテーブル有
なにかと忙しい年末。大掃除にまとまった時間を取るのは、正直ハードルが高いものです。そこで、毎日使う「キッチン」に絞った、60分で集中してできる掃除術をご紹介。
見て見ぬふりをしていたレンジフードやガスレンジの頑固な油汚れも、プロ直伝の段取りで進めれば、無理なくすっきり。短時間でも達成感のある掃除法を、3ステップでご紹介します!
STEP➀ つけ置きする【20分】
用意するもの
・新聞紙またはゴミ袋
・使用ずみプラスチックカードまたは割り箸
・ぼろ布または古タオル
・つけ置き用のゴミ袋(45リットル以上のもの)2枚
・酸素系漂白剤 ・食器用中性洗剤
レンジフードとガスレンジのパーツをはずし、つけ置きする

(1)レンジフードのはずせるパーツ(シロッコファン、フィルター、オイルカバーなど)とガスレンジの五徳とバーナーキャップ、魚焼きグリルの網と受け皿をはずし、新聞紙かゴミ袋の上に置く。

(2)パーツ類にこびりついた汚れや焦げつきをプラスチックカードや割り箸でこそげ落とす。

(3)シンクを傷つけないよう、ぼろ布や古タオルを敷く。 ゴミ袋を2枚重ねてシンクの中に広げ、袋の中に酸素系漂白剤(湯2リットルに対して8ɡ程度)、食器用中性洗剤(ティースプーン1~2 杯)を加える。パーツ類を入れて全体がつかるように40~50℃の湯を注ぎ、袋の口を閉じて15~20分放置する。
POINT
お湯を使うことで、洗剤の効果がパワーアップ! 固まっていた油汚れがゆるみます。
STEP② 汚れを拭く【20分】
用意するもの
・使用ずみプラスチックカードまたは割り箸
・掃除用クロス
・ペーパータオル
・ラップ
・油汚れ用洗剤
レンジフード→キッチンの壁→ ガスレンジの天板の順に拭く

(1)汚れや油がこびりついている部分はプラスチックカードや割り箸でこそげ落とす。

(2)ぬらして堅く絞った掃除用クロスに油汚れ用洗剤をかけて、レンジフード→キッチンの壁→レンジ天板の順に拭く。クロスは面を変えながら拭き、汚れたらそのつど取り替える。

(3)ぬらして堅く絞った別の 掃除用クロスで洗剤を拭き取る。拭いても取れない汚れは、油汚れ用洗剤を含ませたペーパータオルをはり、上からラップをして15分ほどおく。ラップをはがし、掃除用クロスで水拭きをする。
STEP③ 洗って戻す【20分】
用意するもの
・はさみ
・掃除用ブラシ
・食器用スポンジ
・掃除用クロス
パーツ類を洗ってもとに戻す

(1)ゴミ袋の片方の角をはさみで切り、排水口に向けて漂白剤溶液を流す。
POINT
漂白剤溶液を流すことで、排水口内のぬめりや汚れも落とせて一石二鳥!

(2)パーツ類を取り出し、掃除用ブラシや食器用スポンジで残っている汚れをこすり落とす。

(3)最後に湯で洗い流し、乾いた掃除用クロスで水けを拭き取る。しっかり乾燥させてからもとに戻す。
作業をするときの注意点

●洗剤を使用するときは、充分に換気し、ゴム手袋を着用しましょう。ゴム手袋のすそを外側に折り返しておくと、手袋についた洗剤や汚れが腕にたれ落ちるのを防げます。
●カビ取り剤などの塩素系の洗剤と、酸性の洗剤やクエン酸を同時に使うと、有毒ガスが発生するおそれがあります。絶対に併用しないこと。
●事前に洗剤や掃除する設備品の取扱説明書をよく読みましょう。
●洗剤は使う場所の材質によって、変質や変色を起こす場合があります。目立たないところで試してから使いましょう。
●汚れの状態や程度によっては完全に落とせない場合があります。
●掃除にかかる時間はあくまで目安です。汚れの状態や気温などによって変わることがあります。
キッチンが整うと、年末年始の支度も気持ちよく進みます。無理のないペースで始めて、すっきりした空間で新しい年を迎えてください。
教えてくれたのは……山田優子さん

ダスキン 東京地域本部ケア サービス推進室 メリーメイド マネジャー。メリーメイドは、 掃除をはじめ、洗濯や整理収納など家事全般の代行を全国で展開。30 年以上にわたり培った 確かな技術でサービスを提供している。https://www.duskin.jp/ merrymaids/
(「オレンジページ」2023年1月2日号より)
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監修/山田優子(ダスキン メリーメイド) 撮影/佐山順丸 取材・原文/太田順子 文/池田なるみ








