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その薄毛、遺伝だと諦めてない?実は8割が別の原因だった…/育毛外来の医師解説

最近なんだか髪が薄くなってきたような……。家族も髪が細いから、自分も遺伝だとあきらめていませんか?

じつは、薄毛には生活習慣が関わるケースも。その要因について、育毛外来を担当する医師・田路めぐみさんに教えてもらいました。

薄毛は遺伝によるところが大きい?

遺伝要因は2~3割。残りの7~8割は生活習慣などの環境要因です

最近の研究では、遺伝子そのものが薄毛を決めるわけではないといわれています。毛母細胞やホルモン感受性に影響する遺伝子の働き方は、生活習慣や環境要因で大きく変わると考えられているのです。

慢性的なストレスや睡眠不足、かたよった食事は発毛関連遺伝子をオフ、脱毛関連遺伝子をオンにする一因に。逆に、血流を促し、栄養を整え、充分な休養をとることで、遺伝子の働き方も変わり、髪の状態の改善につながります。

「遺伝だから……」と諦めてしまう前に、生活習慣を見直してみて。今日からできることをひとつずつ取り入れて、未来の髪を育てていきましょう!

教えてくれたのは……田路めぐみさん

医師。東京大学医学部卒業。松倉クリニック表参道にて育毛外来を担当。美と健康の両立のための治療やアドバイスに定評がある。著書に『東大医師が教える最強の育毛革命』(集英社)がある。

『オレンジページ』2025年10月17日号より)

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監修/田路めぐみ 取材・原文/伊藤由起 イラスト/平松昭子 文/池田なるみ