将来のための重要な情報源!毎年届く「ねんきん定期便」、きちんとチェックしてる?
国民年金や厚生年金に加入している人に送られる「ねんきん定期便」。毎年誕生月に届くものの、「じっくり見ていない」「見方がよくわからない」という人も少なくありません。
実はこのハガキには、老後の受給見込額やこれまでの保険料納付状況など、将来の備えに欠かせない情報が詰まっています。将来のプランづくりの参考に、国民年金基金連合会理事・井戸美枝さんに、「ねんきん定期便」の見方やチェックすべきポイントを詳しく教えてもらいました。
「ねんきん定期便」はココをチェック!
※令和6年度の例


会社員の夫に先立たれた場合、 妻は「遺族厚生年金」を受け取ることができます※ 。 遺族厚生年金は、夫の「老齢厚生年金」 受給額の75%が支給される。
※受給要件あり。

簡単! 「受給額」をシミュレーション

50歳未満の人も、ネットやスマホで「受給額」をシミュレーションできる!
【ねんきんネット】
年金記録の確認、年金見込額の試算、通知書の閲覧など、年金に関する各種手続きが行える。 登録には「ねんきん定期便 」に記載されているアクセスキーやマイナンバーカードが必要。
【公的年金シミュレーター】
登録不要ですぐ試算が可能。今後の年収、就労完了年齢、受給開始年齢などの条件を入力することにより、将来受け取れる年金額の増減がひと目でわかる。「ねんきん定期便 」の二次元コード(裏面の右下) を読み込めば、試算に必要な情報が自動入力されるので、操作がよりスムーズ。
「ねんきん定期便」は、これからの暮らしを考えるヒントになる一枚。届いたらそのままにせず、確認してみましょう。
※2025年2月20日時点の情報です。

ファイナンシャルプランナー(CFP 認定者)、社会保険労務士。前社会保障審議会企業年金・個人年金部会委員。国民年金基金連合会理事。近著は『 一般論はもういいので、私の老後のお金「答え」をください!増補改訂版 』(日経 BP)、『フリーランス大全第二版 』(エクスナレッジ)。
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監修/井戸美枝 イラスト/沼田光太郎 原文/太田順子 文/池田なるみ








