気になるトピックスを毎日お届け!!

作中レシピ公開! 映画「いつか、いつも‥‥‥いつまでも。」の料理裏話

10月14日に公開の映画「いつか、いつも‥‥‥いつまでも。」
海辺の町で診療所に勤める医師の俊英(高杉真宙さん)と、俊英の憧れの人にそっくりな亜子(関水渚さん)を中心とした物語の本作は、作中に登場するおいしそうな料理にも注目が集まっています。

そこで今回は、作品に登場する料理まわりを担当したフードコーディネーターの小野秋さんに、料理に関する裏話をたっぷり伺いました!
作中のレシピや、スペシャルなプレゼント情報も大公開! 最後までお見逃しなく。

●小野秋さんプロフィール
●料理考案の「裏話」【メニュー誕生秘話ぞくぞく!】
●撮影現場の「裏話」【気になる出演者エピソードも】
●『ふわふわシュウマイ』のレシピ
締め切りました!【1名様にプレゼント】高杉真宙さん・関水渚さんのサイン入りポスターが当たる!

小野 秋さんプロフィール

東京でお弁当やパーティなどのケータリングを行うフードスタジオ「すずらん食堂」を主宰。「心も身体も晴れやかになるごはん」をコンセプトに、素材にこだわり、調味料にこだわった料理作りを徹底し、アイディアあふれるレシピで人気を集める。

ではさっそく小野さんに「裏話」を聞いてみましょう!

●料理考案の「裏話」【メニュー誕生秘話ぞくぞく!】


――物語の舞台や登場人物の設定などから料理のコンセプト、メニューを考案するという小野さん。
作品やキャラクターをどのように料理に生かしたのでしょうか。

小野さん
「まず、一家の温かいイメージや食卓を囲む家族の会話から、大皿料理をみんなで取り分ける方法を提案しました。

具体的には、海辺の町が舞台なので魚中心の食生活、かつ、この家の家事全般を担う家政婦のきよさん(芹川藍さん)なら、俊英の祖父・英男(石橋蓮司さん)のために身体にやさしい料理を作るだろうと、野菜の煮物や焼き魚といった献立にしています。
じつは、食べ物を大事にしているきよさんならではの工夫もあって、前日大皿で出ていた料理を小さな器に入れ替えて食卓に出しているんですよ

――残りものも無駄にしないというベテラン家政婦さんならではの気遣いですね! ヒロイン亜子の料理シーンもたくさんありますが、こちらはどのように決まったんですか。

小野さん
「作中の料理には、あらかじめ台本に書かれているものと、そうでないものがあるんです。亜子が作るシュウマイは、もともと台本にあったメニュー。台本の「シュウマイ」の文字から「亜子が作るなら……?」とイメージをふくらませ、大胆なところのある亜子の自信作ならば! と、まん丸形の大きなシュウマイに。

亜子が俊英に作るサンドウィッチも台本には詳細は書かれていなかったので、診療前に簡単につまめて胃にもたれない、それでいて満足感が得られるものという亜子なりの思いやりからオムレツサンドを、と監督に提案しました

――最初は居心地が悪そうだった亜子が少しずつ一家の食卓になじんでいく様子も印象的ですよね。

小野さん
亜子がこの家にやってきたことは、俊英ら家族だけではなく、食卓に並ぶ料理にも影響があったと思うんです。それまで野菜と言えば〈煮物〉一辺倒だった食卓に色鮮やかなサラダの大皿が並び、焼き魚や煮魚だけではなくフライも登場したりなど、きよさんと亜子が仲良く台所に立ったらどうなるかな……とメニューを考えましたね」

–{気になる出演者のエピソードも!}–

●撮影現場の「裏話」【気になる出演者エピソードも】

――ふわふわシュウマイ、だし巻き卵、紫いものきんつば、オムレツサンド、カレーなど、たくさんのメニューが登場しますが、現場でこだわったポイントはありますか。

小野さん
「今回は派手な料理は登場せず、家庭的で温かいイメージを大切にしていたので、撮影でも〈できたて〉であることを大事に、時間とにらめっこをしながらの準備でしたね(笑)

――できたてのおいしそうな雰囲気が画面から伝わりました! 役者の皆さんの箸もすすんだのでは。

小野さん
「どの料理も皆さんたくさん食べてくださり、嬉しかったのを覚えています。

俊英役の高杉さんはできたてアツアツの大きなシュウマイを一口で(!)召し上がって、その後も何個も何個も食べてくださいましたし、祖父・英男役の石橋さんに小松菜のおひたしを「筋がなくていいねぇ」と言っていただき、きよさんの気持ちになって料理した甲斐があったな、と。

きんつばは甘さ控えめの素材が生きるレシピにしたのですが、それも喜んでいただけました」

――最後に、料理は作中で家族を繋ぐために欠かせない役割を果たしていますが、料理のプロ・小野さんが考える本作の見どころを教えてください!

小野さん
「私にとっても料理は人と人を繋ぐ存在なんです。娘たちがおうちのごはんが一番! と喜んでくれたり、友人がごはんを食べに家に集まったり……、おいしい、温かい料理があるとみんな笑顔になり、人と人の輪が広がっていくのを実感します。

作中でも、けんかをしていても、笑顔のときも、いっしょに食卓を囲む、何気なく過ごしている日常の何気ないひとつひとつの行動が人を動かして繋いでいく、そんなシーンが描かれています。当たり前すぎて忘れてしまう、でもとても大事なことを改めて思い出させてくれました。

懐かしい、ほっこりする、そんなお料理がたくさん出てくるので、日々の献立のヒントにもなったら嬉しいです(笑)」
–{作中の「シュウマイ」レシピ公開}–

●『ふわふわシュウマイ』のレシピ

作中で亜子の「得意料理」として登場するシュウマイのレシピを紹介します! 俊英や亜子がほおばったシュウマイをぜひ作って実際に味わってみてください♪
他のレシピも「いつか、いつも‥‥‥いつまでも。」公式Twitterで公開予定だそう。お見逃しなく!

材料(30個分)

〈肉だね〉
豚ひき肉……400g 
玉ねぎ……1個
砂糖……大さじ2
塩……小さじ1
しょうゆ……大さじ2
こしょう……少々
片栗粉……大さじ4

シュウマイの皮(あれば大判のもの)……30枚
好みの葉野菜(キャベツ、レタス、青梗菜など・食べやすく切る)※……適宜
好みで練り辛子、しょうゆ

※なければ、ところどころ穴をあけたオーブン用シートを用意する。

作り方

(1)玉ねぎはみじん切りにし、片栗粉をまぶす。豚ひき肉、砂糖、塩、こしょうをボールに入れ、粘りが出て白っぽくなるまでよく練り混ぜる。ここでよくこねることでふわふわ食感になる。しょうゆ、玉ねぎを加えて、そのつど混ぜる。

(2)親指と人さし指で輪を作り、シュウマイの皮1枚をのせる。(1)の1/30量をのせ、スプーンで皮に押し込むように詰めながら表面をならす。まな板の上に置いて底面を平らにし、筒状に整える。残りも同様に作る。

(3)せいろ(または蒸し器)※に、好みの葉野菜、またはオーブン用シートを敷いて(2)を並べ、まわりにも葉野菜を詰める。鍋にたっぷりの湯を沸かし、蒸気が上がったらせいろをのせる。ふたをして10 分ほど蒸し、器に盛る(一度で蒸しきれなかった場合、残りも同様にする)。好みで練り辛子、しょうゆ各適宜をつけていただく。

※せいろや蒸し器がない場合は、深さのある耐熱皿に(2)を並べる。皿が入るサイズのフライパンにふきんを折って敷き、そのうえに耐熱皿をおく。フライパンの縁から熱湯を皿の高さの半分くらいまで注ぎ入れる。ふたをし、弱火にかけて10分ほど蒸す。途中、湯が少なくなったら適宜たす。

しっかり下味がついているので、辛子やしょうゆはお好みで。
小野さんいわく、豚肉は赤身よりも脂が多い方がおいしく仕上がるそう。
シュウマイの下に敷く葉野菜は、太めのせん切りキャベツにしてもシュウマイといっしょに食べやすく、おすすめですよ♪

締め切りました!
【1名様にプレゼント】高杉真宙さん・関水渚さんのサイン入りポスターが当たる!

▼プレゼントはこちら

抽選で1名様に当たる
高杉真宙さん・関水渚さんのサイン入り
映画「いつか、いつも‥‥‥いつまでも。」ポスター


▼応募方法はこちら

1. Twitterアカウント @orangepage_magをフォローする
2. プレゼントの投稿をRTする
※ご当選のかたのみに、TwitterのDMでご連絡いたします。

【応募期間】

2022年10月17日(月)14:00~10月24日(月)23:59

【注意事項】

・ご当選されたかたには、10月下旬にDMでご連絡いたします。
・DM内でお知らせするURLから、個人情報の入力をお願いします。
・フォローとリツイートの両方を行ったかたが抽選の対象となります。どちらかだけの場合はエントリーになりません。
・非公開アカウントのかたは抽選対象になりませんのでご了承ください。
・賞品の発送は日本国内に限ります。
・抽選結果に関するお問い合わせにはお答えしかねます。

【映画情報】

2022年10月14日より全国ロードショー

公式WEBサイト
公式Twitter

取材・文/編集部・渥美